置賜白川の釣り


最後の釣りは頭ハネで終わった。


 29日、朝。曇り空から青空も覗いている。朝食を7時に済ませ、すぐに出発。目指す
は飯豊の置賜白川。途中のコンビニで飲み物とおにぎりを買う。これで準備は万全だ。 
 置賜の田園風景が好きだ。車窓に広がる田畑の風景。棚田はすでに青々と稲が育ってい
る。その昔、米沢藩の人々が苦労して新田開発をした結果が今に残されている。    

大文字屋の朝食。特別に早くしてもらっている。 身支度を終えて、車から川に向かう林道を歩く。

 飯豊の小さな民宿で釣り券を買う。釣り券が八百円から千円に値上がりしていた。目指
す川は小さい川で、条件が良ければ大釣りが期待できる。ただ、今まで良い釣りをしたの
は一度だけで、その後は良い釣りはしていない。なぜか一度だけ良い釣りをした記憶が消
えず、なぜか通っている秘密の川だ。                       

すぐに釣れたイワナ。 なかなかのイワナ。この川では小さい方か。

 川に到着し、車で身支度をする。はやる心を抑えて入渓。すぐにイワナが釣れた。しか
し、蜘蛛の巣がひどい。ラインと竿に絡まる蜘蛛の糸に大苦戦。魚はいるのだが、毛針が
水面に届かない。それでもイワナ6尾が釣れてくれた。1日分の距離の約半分まで来た時
に車が止まっているのが目に飛び込んだ。朝にはなかった車だった。山形ナンバーの車で
、明らかに釣りの車だった。                           

ボウズがなくなったのでニッコリ自撮り。 チビイワナが釣れた。


またイワナが釣れた。 これはそこそこの型。


これはいい型のイワナだった。 白い花が咲いていた。何の花だろうか?

 なんてこったい・・・この小さな川で頭をはねられた。これはもう釣りにならない。諦
めて脱渓した。こんな形で最後を締めくくるとは思わなかった。こんな小さな川でこんな
ピンポイントに釣り人が来る。この川ももう終わりなのかもしれない。月曜日だよ・・・
まだ信じられない。                               

車が停まっていた。ここから先行され、釣りが終わった。 飯豊から米沢に戻る峠の展望。天気は良かったのにね〜残念。

 米沢市内に戻り、お土産のさくらんぼと米沢牛のステーキ用を買う。あとは一直線に帰
るだけ。自宅に帰ったのは午後4時。予定より2時間早かった。まあ、2時間釣りが出来
なかっただけのこと。                              
 走行距離1490キロの釣り旅が終わった。                   



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