阿仁川支流での釣り


雨の中で釣りをするが増水と濁りで早々に脱渓。


 27日朝。クリオンで朝食を食べる。小雨が降っているが、昨日の雨ほどではない。イ
ナさんと加藤さんはどこに入るかまだ決めかねているようだ。私は入る川を決めているの
で車で阿仁へと向かう。毎年楽しみにしている川なのだが、今日は果たして釣りができる
だろうか。運転してしていても途中で雨が激しくなったり、日が射したりと変化の激しい
天気だ。いつもの場所に車を止めて身支度をする。雨が今にも降りそうな空模様。降って
もいいように万全の準備をして入渓する。                     

クリオンの朝食。500円でこのボリュームはいい。 いつも場所に車を停め、道路を下って川に向かう。

 川はいつもより大増水しているが、釣りにならないほどではない。毛針を目の前の瀬に
投げると、いきなり反応があってヤマメが釣れた。第一投で釣れるなんて最高の気分だ。
その後上流へと遡行する。増水してはいるが渡れないほどではない。慎重に渡渉を繰り返
しながら上流へと遡行する。渓畔林が綺麗な川だが、今日は目に入らない。増水した川を
歩くことに神経をすり減らした。                         

第1投でいきなり釣れたヤマメ。これは嬉しかった。 またまたヤマメが釣れた。


今度はいいヤマメが釣れた。 川がどんどん増水して流れの勢いが増して来た。


遡行が厳しくなって来たがまだ釣りはできる。 いい魚が釣れた。

 1時間ほどで五尾のヤマメを釣ったのだが、その後濁りが入ってから釣れなくなった。
場所を工夫して二尾のイワナを追加したが、増水が激しくなって来た。渡渉するときに流
されそうになること二回。この川が濁るのはよほどの大雨でなければ見たことがない。昨
夜からの雨がよほどひどかったのだろう。もうこれ以上は危険と判断して脱渓した。  

いい型のイワナが釣れた。 このポイントで釣りを諦め、脱渓を決めた。

 脱渓する時に沢水の導水管を伝って道路に出た。真っ暗で急な土管の中を這うようにし
て急角度を這い上がって道路に出たのだが、沢水が急に増水したら川まで流される訳で少
し緊張した。道路に上がって見ると、いつもの場所の三百メートル下流の場所だった。 
 すぐに車に戻って着替える。着替え終わったところに土砂降りの雨が来た。全く前が見
えないような雨だ。いい時間に脱渓できた。時計を見るとちょうど12時だった。   

車に戻って着替える。この後に土砂降りになった。 マタギ資料館に行った。

 道の駅「阿仁」で一休みする。パンフレットを見て「マタギ資料館」へと向かう。マタ
ギの湯の横にあるのだが、湯には入らず、資料館だけを見る。愛読書の「邂逅の森」のマ
タギに興味があり、確かめたいことがあったからだった。資料館はありきたりで、特に目
新しいものはなかったが、「わらだ」の本物が見られたのは良かった。資料館よりも休憩
所にあった矢口高雄のマタギ漫画の方が良かった。時間を忘れて読みふけってしまった。

マタギ資料館の展示物。狩猟道具のあれこれ。 うさぎ猟に使う「わらだ」。これを投げて猟に使う。


わな猟の道具たち。 マタギが使うナガサなどの刃物の展示。

 5時、クリオン帰宅。すぐに温泉に入り、部屋で休む。そこにひらり〜さんが到着。腰
が痛いと言いながら温泉に向かう。加藤さんイナさんも帰宅。雨の中でもずっと釣りをし
ていたらしい。すごいもんだと感心する。6時から「かたくり」で夕食。布谷さんが今日
もお酒を持参して来てくれた。楽しい飲み会が始まった。              



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