気分転換の釣り


どうにも煮詰まり、釣りに出かけたのだが…


 7月25日と26日の二日間、気分転換の釣りに行ってきた。猛暑の中でずっと絵を描
いていて煮詰まってしまったので、思い切って出かけてきた。友人の釣り話を聞いている
うちに釣りに行きたくなり、思いつくとそればかりが頭に浮かぶ状態になってしまった。
とても釣りに向いている時期ではないのは解っていたがもう行くしかない。      
 那須の川と飯豊の川をはしごした。那須は猛暑・晴天・渇水の三重苦。飯豊は猛暑・晴
天・渇水・アブの四重苦という惨憺たる釣りだった。                

妙に黒いイワナが釣れた。いつもは釣れない場所で。 細い筋状の窪みから飛び出した。珍しい。


とりあえずボウズはまぬがれた。 次もイワナだった。ヤマメにはことごとく見切られている。


水が少なくていつもの川とまったく違っている。 やっとヤマメが釣れたけど、小さい。

 那須の川はあまりの渇水にまったく別の川になってしまっていた。それでも魚は出てく
れ、28センチと26センチのイワナが出たのは嬉しかった。魚は出るのだが毛鉤に気づ
いて引き返すのが多かった。ヤマメはやはり渇水状態では難しい。日向に出ると汗が噴き
出すので日影だけを伝い歩いた。川の中に入っていると足が冷たいので涼しかった。  

イワナが釣れた。かわいい奴。 暑くて暑くてお手上げ状態。


瀬も水が少なくポイントがない。 それでもやっと釣れたイワナ君。


なぜか川の中の石にアゲハチョウが集まっていた。 ヤマアジサイの花がきれいだった。


渓畔林は涼しくて気持ちいい。桂の大木がずらりと並ぶ。 大きなシダの葉が広がり斜面を覆っている。

 早上がりして山形に向かう。走る事三時間、今日の宿は赤湯温泉。安い宿だったが、温
泉も料理も良かった。少し熱めの温泉はサラリとしたほんのり硫黄の香るいい湯だった。
赤湯とあったので温泉の色を期待したのだが無色の温泉だった。           
 米沢から飯豊に走る間の道が好きだ。田畑の中の農道なのだが、昔の置賜地方の名残が
あちこちに残っていて周囲を眺めながらゆっくり走る。古い家屋、鎮守の森、山あいの棚
田などなど、上杉鷹山の時代を連想させてくれるのが嬉しい。            

赤湯温泉は無色透明。温度が少々熱い。 夕食は米沢牛の鋤焼きという豪華版。

 釣り券を民宿で買うとおばちゃんが「どこもだめだねえ、本流がいいよ」と言ってくれ
たが、入る沢は決めている。沢に着くと林道工事中立ち入り禁止の看板、いやな予感がし
た。車を停めるといきなりアブが襲来。外に出られないので、車の中で着換えて意を決し
て外に出る。それからずっとアブに襲われ続けた。                 

水が少なく魚の反応もなかったが、チビヤマメが来た。 もうアブの塊がまとわりついて大変なありさま。

 沢はほとんど水がなく、魚の反応はあるのだが毛鉤を確認して逃げるの連続。道路工事
の泥が川底に白く積もっていて、大雨でも来ないときれいにならなそうだった。    
 それにしても暑かった。汗が流れてアブが来て集中できない。小さい魚しか出ない。大
きいのは全部Uターンしてしまう。この渇水でも魚がいっぱい確認出来たのは良かった。

やっとイワナが釣れた。 しかし、暑い。日影を探して河原を移動する。


もう小イワナしか釣れない。 少しだけサイズアップ。


空はきれいだけど気温が半端ない。38度くらいあったようだ。 あきらめの境地で苦笑い。いやあ、暑い。

 しかし、アブにはまいった。手を振ると二三匹に当たるくらいまとわりついていた。そ
んな訳で午前中に脱渓、逃げるように車に戻った。                 
 暑くて魚も釣れなかったけど、いい気分転換になった。渓流はいい。沢の水に浸ってい
るだけでも楽しい。帰り道、米沢の黄木に立ち寄ってステーキ用の牛肉をお土産に買う。



●釣りのトップへ戻る ●kurooの部屋トップに戻る