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| クリオンの朝飯。今日の釣りを話ながら食べる。 | 温泉施設のクリオン。ここの自炊棟に泊まっている。 |
今日はイナさんがいつも行っている大堰堤のある川に兄を連れて行く。白瀧さんが同行
する。約一時間走ってマタギ館に到着。飲み物と釣り券１５００円なりを買う。入渓点に
着くと車が停まっている。先行者だ。川を眺めていると先行者が二人帰ってきた。話を聞
くと小さいのしか釣れなかったとのこと。ここでも渇水を嘆く声が聞こえた。
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| 川の入り口でどこで釣るか相談している。 | 本流の様子。やはりいつもより圧倒的に水が少ない。 |
ここでイナさん、加藤さんと別れて三人で川に入る。昼までの３時間なので、兄は大堰
堤まで、私と白瀧さんは橋の上流に入ることにした。水量の多い川で徒渉が大変だった。
渇水していてこれなのだから、平水だったら釣りにならない感じだ。
立て続けにイワナが３尾釣れて気分良く遡行していたら、深い荒瀬で足を滑らせ半チン
してしまった。上半身ずぶ濡れになり、カメラがダメになった。すぐに電池を出してカメ
ラをリュックにぶら下げて乾かす。濡れた服はそのままで釣りを続ける。
最初は気持ち悪かったが、天気が良いのですぐに乾くだろうと思い、そのまま釣りを続
けていた。しばらくすると濡れた服が乾く気化熱で涼しくなり気持ち良かった。
それにしても魚が出ない。白瀧さんが先行するのだがまったく釣れないようだ。大きな
淵の手前で白瀧さんに追いつくと、「そこで５匹も走ったんですよ…」と肩を落としてい
た。どうやら集中力が切れてしまったらしい。淵も通らずになっていた。
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| 最初のイワナが釣れた。絶好のポイントで思った通りに出た。 | こんなポイントで釣れた。 |
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| 白瀧さんが探ってないポイントをせめてイワナが釣れた。 | 左利きの白瀧さんは左右両手で竿を振ることが出来る。 |
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| またイワナが釣れた。 | こんなポイントで。 |
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| またイワナが釣れた。 | この荒瀬中央で沈してずぶ濡れになり、カメラをダメにした。 |
通らずを高巻く道がわからず草つきをよじ登って林道に出た。もう一度この斜面を下る
のもためらったので、そのまま脱渓した。林道を歩いて車に戻る。秋田蕗の大きな葉っぱ
を傘がわりにしたりして写真を撮ってもらった。
それにしてもこの川の植物は巨大だ。蕗もシシウドもミズもイタドリも、関東のそれと
は違いすぎる。あまりに葉が大きいので何だか自分が小人になってしまったような感じが
してしまう。よじ登った斜面に根曲がり竹がたくさんあったのを思い出して、どうせだっ
たら採ってくればよかったと反省した。
暑い車の中にカメラを置いて乾燥させる。やはりカメラは動かない。服は脱いで車の屋
根に広げた。この天気なら十分もすれば乾くだろう。
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| 釣りをしているkuroo。P白瀧さん。 | 巨大な秋田の蕗を傘代わりに…。P白瀧さん。 |
白瀧さんはもう一度川に入って釣りをするという。肌着一枚に帽子をかぶった格好で兄
が釣りをしている大堰堤を見に行く。林道から見ていると、ちょうど兄が脱渓するところ
だった。声をかけて車で迎えに行く。また元の場所に戻ったのだが、今度は白瀧さんが戻
ってこない。やっと戻ってきたが魚は出なかったようだ。
昼にみんなと合流しようという事だったので三人で道の駅を目指して走る。
道の駅にはハミさん、杉山さん、ひらり〜さんがすでに到着して休んでいた。聞くと釣
りに入ったが釣れなかったとのこと。この晴天と渇水はやはり大敵だった。
注文した天ぷらうどんを食べているうちに加藤さんとイナさんが帰って来た。二人はそ
こそこ釣れたそうで、ハミさんのタブレットで地図を見ながらみんなで情報を交換する。
結局午後もバラバラに入渓することになり、私は気になっていた途中の某川に行くことに
した。話すと兄も白瀧さんも同意してくれた。
みんなと別れて某川に行き入渓点を探すがなかなか見つからない。藪が濃いのでためら
うのと、車を停める場所がない。やっと車を停める場所があったのでそこに車を停めた。
見るとすぐ川に下りる道があったので助かった。
身支度をして入渓し竿を出してすぐにイワナが釣れた。幸先がよいので白瀧さんに先行
してもらう。しかし後が続かない。しばらくアタリがなかったが、ある地点から白瀧さん
の竿が踊った。立て続けに３尾のイワナが竿を絞ったのだ。これには本人もビックリ。「
ちょうど集中力を無くしかけてたところだったんですよ…」とのこと。ともかく良かった
。しかも良型ばかりだったので一気に上機嫌になった。
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| 某川の河畔に立つ。天井の高い良い渓相だ。 P白瀧さん。 | 兄とのツーショット。さあ、これから釣るぞ…。 P白瀧さん。 |
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| イワナが釣れた。 P白瀧さん。 | 大きなヤマメが釣れた。 P白瀧さん。 |
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| どうだと言わんばかりの満足顔。 P白瀧さん。 | 今度はイワナが釣れた。気分の良い川だ。 P白瀧さん。 |
上流に淵らしき場所が見えたので餌釣りの兄に先行してもらう。狙い通りイワナが釣れ
たので大満足。その上流で今度は私の竿にイワナが出た。みんなが釣れて大満足。
白瀧さんの後を追いながら気になった木の下のポイントに毛鉤を打つ。ギラリと反転し
た魚の影に竿を合わせるとびくともしない魚体。糸なりをさせて淵を左右に泳ぎ回る。
上空の木をよけながら下流に誘導してやっと取り込んだのは２７センチの丸々太ったヤ
マメだった。丸々太ったヤマメは手の中で渾身の力で暴れる。
カメラがないので写真が撮れない。これは持ち帰って塩焼きにしようと、その場で絞め
た。兄の魚籠に入れてもらい宿に持ち帰ってもらう。
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| またイワナが釣れた。 P白瀧さん。 | 開けた場所でキャストするのも気分いい。気分の良い川だ。 P白瀧さん。 |
結局７尾のイワナとヤマメが釣れて午前中と合わせてツ抜けが出来た。予想外に良かっ
たのは渓相だった。カツラやブナの大木が両岸に立ち並び、天井が高く瀬の多い流れはテ
ンカラ向きで最高の川だった。魚も多いし、この川なら叉来たいと思わせてくれた。
脱渓も楽だったが、狭い国道を歩くのが少し怖かった。車に戻って着替えてクリオンに
向かう。車の中で干しておいたカメラに電池を挿入したところ、正常に動いて復活した。
こんな事もあるのか驚きながら、これでまた記録できると嬉しかった。
クリオンでお風呂に入り、すぐに宴会というか反省会に突入。それぞれが今日の釣りに
ついて話し合う。渇水の影響は大きくみんな釣果は悪かった。
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| ヤマメとイワナの塩焼き。下のヤマメが２７センチの大物。 | みんなが集まると反省会。今年はみんな成績が悪い。 |
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| 布谷さんの奥さんから届いた差し入れ。この他にお握りと味噌汁も。 | ひたすら食べる。食べる。食べる。 |
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| 大量に注文した料理も食べる。食べる。食べる。 | みんな満腹で動けない。 |
飲んで食べている時に布谷さんの奥さんがご来場。大量の差し入れ料理を運んでこられ
た。その量と種類にびっくり。食べてその旨さにビックリ。満腹になるまで食べて食べて
飲みまくった。食べ切れなかった分は部屋に持ち帰り、夜食や朝食になった。本当にごち
そうさまでした。