10年ぶりに那須の大川に行った。


ふと、釣りに行きたくなって、久しぶりに昔のホームリバーに出かけた。


 6月5日、久しぶりの渓流釣り。                        
 取材が先に伸びて予定が空いたところにカミさんから「気分転換に釣りにでも行って来
たら…」と言われてその気になって。来週の秋田の準備運動も兼ねて出かけてきた。  
 行く先は那須の川。その昔、ホームリバーとして通っていた川だ。記録を見たら、前回
行ったのは10年前の5月だった。                        
 しかし、10時に到着した川の入り口には車が5台も停まっていた。別の川に行こうか
迷ったのだが、たぶん時間差があるだろうと意を決して着替える。          
 この川は林道を30分ほど歩かないと釣れない。淡々と久しぶりの林道歩き。渓流の白
い流れがいい。道の真ん中に熊の糞があってギンバエが飛んでいる。まだ新しい、少し緊
張する。                                    

大川入り口の橋上から上流を望む。ここに来るのも10年ぶり。 ここから30分の林道歩き。新緑がきれいだ。下の川もきれいだ。


途中に間伐材で作った堰堤があった。景観としてはいいが強度は? 第一の橋から入渓。しばらくして岩魚が釣れた。


こんな場所で釣れた。水は少ないが活性は良さそうだ。 とりあえず坊主をまぬがれたので記念写真。自撮りは難しい。


小さなポイントでまた岩魚が釣れた。 またまた岩魚が釣れた。なんか調子いいぞ……

 二股の橋から入渓する。しばらくはキャストの練習。風があって上手く飛ばない。  
 両側から木が茂っているポイントで岩魚が出た。これで坊主はまぬがれたと安心する。
その後もポンポンと岩魚が出たので、先行者の心配もなくなった。ナチュラルエルクのカ
ディスが効いている。                              
 すぐ横の林道を大きな熊鈴の音を立てておじさんが歩いて来て、すぐ上から入渓した。
仕方ないので林道に上がり、10分ほど歩いてから再入渓。             
 ここからはヤマメが出た。20センチオーバーの塩焼きサイズが次々に釣れる。これか
ら雨が降るからなのか魚の警戒が少ない。良い日に当たったようだ。         

熊鈴オヤジに頭をはねられたので、こちらも先に行く。 今度はヤマメが釣れた。なかなかいい型のヤマメだった。


次もヤマメだった。 久しぶりの大川はなんだか気分いい。


またヤマメが釣れた。 こんな場所だった。


いい感じで釣れて上機嫌になっているkuroo。 カツラの木。根がこんなに露出しているのにがんばってる。

 良いポイントでは必ずといっていいくらい反応がある。空も薄暗くなってきて、釣りに
はいい条件が整ってきている。最初に心配した先行者の影響はないようだった。    
 川の様子は十年前と比べてずいぶん変わっていた。別の川と言っていい。良いポイント
があった荒瀬が平瀬になっていたり、大きな縁が埋まっていたりしている。つくづく川は
生きているんだと実感させられた。それでも魚が出てくれるので嬉しい。       
 ヤマメと岩魚が交互に釣れ続く。型は出ないが、これだけ釣れれば充分楽しい。   

またヤマメが釣れた。今日はヤマメが多いか? 釣れた場所はどこもいいポイントに見える。


久しぶりに岩魚が釣れた。 今度はヤマメ。明らかに混生している。


これは岩魚。 気分最高。笑いが止まらない。

 二番目の橋を過ぎて、昔、加藤さん達とキャンプした広場に着いた。ここでも良い型の
ヤマメが出た。岩陰から流した毛鉤に水中から飛び上がって派手にアタックしてきた。引
きが良くて糸鳴りしたが難なく抜き上げた。23センチの幅広ヤマメだった。     
 このヤマメが釣れたことで大満足。今日はここで上がることにした。いい気分だし、こ
れ以上釣らなくても充分楽しめた。 
キャンプした懐かしい場所でいいヤマメが出た。 こんな場所。


もうこれだけ釣れれば充分。ここで上がることにした。 帰り道の橋の上で上流を見る。


最高の釣りでした。 長い帰り道も足取りが軽いこと。

 そんなこんなで10時から3時まででヤマメ7,岩魚7と上出来の釣り。他に、掛けば
らし1,合わせそこない5という楽しい結果だった。やればもっと釣れたのだろうが、雨
に降られたくなかったので3時で脱渓。いやあ、楽しかった。やっぱり渓流はいい。  
 帰りの高速は雨と事故渋滞で散々だったが、8時に家に帰れたので良かった。楽しい一
日だった。                                   



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