阿仁川支流で釣り:秋田


秋田で釣り三昧の一日目、大雨に祟られて釣りにならず・・泣く。



9月14日、西木村のクリオンを5時に出て、ローソンで食料を買い、車を阿仁方面に
走らせる。今日は天気予報が悪い。中国大陸に上陸した台風15号が偏西風に流されて
、前線を伴ったまま日本海を東に向かってくるらしい。秋田内陸地方は降水確立90%
ということになっている。特に午後は大雨警報が出されるほどの大量の雨が降るらしい
。釣りをするなら午前中にと言うことで早めに出かけた。             

阿仁川支流の入り口にある釣り券売り場の看板。 雨の中でイワナが釣れた。なかなかの型。

阿仁川の支流に入る前に釣り券を買う。1000円なり。さてこれで準備万端。川の奥
に向かう林道を走りながら、ウインドガラスにポツリポツリと雨が落ちてくるのを確認
し、少々気持ちが重たくなってくる。初めての川なので、とにかく川の様子を見ながら
奥へ奥へと走る。車を停められる場所、川に降りられる場所などを確認しながら走り、
流れが3分する上流まで走った。その周辺の大雨でも脱渓しやすい場所に入渓すること
にした。                                   

車を停めて身支度をする。今日は最初から合羽を着て行く。川に降りると風が強い。仕
掛けをセットして第1投・・・当たりは無い。上流に向かって釣り始める。しかし、当
たりどころか魚の影さえ動かない。そのうちに雨が降り出してきた。かまわず釣ってい
たのだが、雨がいきなり激しくなり、バケツをひっくり返したような雨になってきた。
これはたまらんとばかり車に戻る。車に到着したら雨は止んでいた。        

気持ちを切り替えるために場所を移動する。下流に下り、下見した場所に入渓する。こ
こは河原が広く上空も開けているため竿が振りやすい。ここでも川に入る頃から雨が降
り出した。雨は周期的に降っているようなので、激しい降りの時は休んで、小降りにな
ったら竿を出すようにした。ここでいきなり毛鉤にアタックがあった。あまりに唐突だ
ったので、最初のアタックは合わせることすら出来なかった。しかし、次のアタックは
余裕があったのでしっかり合わせることが出来た。                

魚の影が流れる毛鉤を追ってきた。そのまま前に回り、ゆっくりと毛鉤をくわえた。こ
こまでハッキリ見えていれば外す事はない。合わせは決まり、水面をバシャバシャいわ
せながら手元に来たのは20センチくらいのイワナだった。さあ、これでボウズは免れ
た。写真を撮って増水し始めた川に戻すと、勢いよく深みに走っていった。そしてその
すぐ上流でもう1尾のイワナを釣ることが出来た。雨が小降りのうちに良いポイントに
入れたのが良かった。                             

大雨で川も増水し始めた。こうなると釣りは難しい。 二尾目のイワナが釣れた。デジカメを濡らさないようにするのが大変。

さあこれからという時にいきなりバケツをひっくり返したような大量の雨が降ってきた
。水面はバシャバシャと水泡が立ち、毛鉤はどこにあるのかまったく分からない。例え
魚がアタックしてきたとしても、これではまったく分からない。しばらく大きな木の下
で雨宿りをしたのだが、一向に雨足が弱くなる気配がない。気のせいか水かさが増して
きているようだ。仕方ないので撤退することにした。林道に登ると、林道が川のような
状態になっていた。何ともひどい雨だ。周辺の山も雨に煙っている。        

もう釣りが出来る状態ではない。橋の上から川を眺める。 時間つぶしに立ち寄った道の駅。

車に戻り着替えると、もはや釣りを続行する気持ちは無くなった。この雨の中で釣りは
無理だ。餌釣りならともかく、毛鉤釣りはどうしようもない。魚もこんな日は餌を探す
より住みかで寝ているだろう。ワイパーを高回転させながら車を走らせて、道の駅に行
く。この近くで時間を潰せる場所は道の駅くらいのものだ。地元の物産販売コーナーが
面白かった。生産者の顔写真が素晴らしい。熊を抱えたマタギの写真だったり、アイド
ル顔負けのアップ写真だったり、そんな写真を見ているだけでも楽しかった。    

天然マイタケを売っていた。1パック2000円なり。 こちらは天然ナメコ。1袋400円なり。

天然キノコは今年は不作のようだが、天然の舞茸が出ていて、そこには人だかりしてい
た。1パック2000円なり。値段が高いのか安いのかは分からない。天然のナメコは
1袋400円くらいで売っていた。