小国川から赤湯へ


小国川支流で釣りをして赤湯へ走る。


 瀬見温泉の湯は最高だった。朝飯をホテルで食べてすぐにチェックアウトして川に向か
う。向かったのは小国川支流の大横川。大堰堤の下流に入りヤマメを狙ったのだがあまり
に小さいヤマメで針がかりしない。水が少ないせいか、天気が良すぎるせいか。    

瀬見温泉の宿から外を見ると朝霧が出ていた。 よく晴れた朝。目的の川に行ったのだが・・

 どうしたもんかと思案していたら、漁協の監視員がやってきた。監視員が言うには、こ
の場所は今は小ヤマメばかりなので本流を上流に走り、岩魚を狙った方がいいとのこと。
 すぐに移動して本流の奥に走る。しかし、私の車はフィットなので林道走りは得意では
ない。案の定、轍の深い林道になってしまい、これ以上は登らない方がいいところまで来
てしまった。仕方ないので林道脇に車を止めて降り道を探して川に降りる。      

こんな小さなヤマメばかりでどうしようか・・・ 監視員の言葉で川を移動した。

 なんというか河原の広大な川で、ポイントなどは無いように見える。日差しが強くて歩
いているだけで汗が吹き出す。広い河原なので日陰が無いのだ。こんな川に魚がいるのか
いな??と疑問符が浮かんで来たが、監視員の言葉を信じて上流へと歩く。多分、監視員
が言ったのはもっとずっと奥の事なのだろう。車のことは考えてくれなかったようだ。 

やっと岩魚が釣れた。 こんな場所で。

 やっと日陰のある場所が出て来た。渓流っぽいたたずまいの流れで毛鉤を振る。ところ
が、まるで嘘のようにいきなり岩魚が釣れた。その上流でも岩魚が出た。どうやら魚がい
る場所は限られているが溜まっているようだ。                   
 似たような場所だけ探して竿を振る釣りになってしまったがボウズは免れたし、こんな
釣りもあるんだと再認識できた釣りになった。相当な距離を歩いたが岩魚は五尾ほど相手
をしてくれた。それにしてもよく歩いた。車が見えた時は本当に嬉しかった。     

それにしても暑い。日差しが痛いようだ。 なかなかいい型の岩魚が釣れた。意外だった。


こんな場所だよ・・と言いたくなる。 まあ、釣れてくれれば嬉しいのだけど・・


この岩魚でタイムリミット。初めての川での釣りが終わった。 林道を延々と歩く。


とにかく河原が延々と続く川だった。 車が見えた時に嬉しかったこと。ああ、暑かった。

 車で着替えて米沢を目指す。途中で田んぼのハザがけが見事な場所があったので記念に
写真を撮った。新庄に出てから東根までひた走る。途中の道の駅で生花を買う。東根のお
寺で岡田さんの墓参りをする。生花を備えて両手を合わせ、ここに通ってもう何年になる
だろうかと考える。岡田さんの笑顔が浮かび、懐かしい気持ちになる。        

ここにもハザがけがあった。 田んぼが実に美しく見える。


岡田さんのお墓まいりに来た。 生花を備えて両手を合わせる。

 東根から米沢まで走り、赤湯温泉の丹波館にチェックインする。この宿はお気に入りの
宿で、ゆっくり過ごせるのがいい。お湯もいいし、料理もいい。今日は地酒の飲み比べセ
ットを注文しているのでそれが楽しみだ。                     

丹波館の部屋。落ち着く部屋だ。 大正ロマンの宿というのがよくわかる造り。


楽しみだった料理。食べきれないほどだ。 ご飯もうまかった。満足満足。




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