深大寺


車で新緑の深大寺へ蕎麦を食べに行った。



 蕎麦で有名な深大寺に行って来た。家から車で50分という近さにあるのに、一度も行
ったことがないとカミさんに言われ、新緑と蕎麦を目的に出かけた。車で行けば多くの人
と接触する事もないし、県境を跨ぐ事もないしという言い訳を考えてのミニ旅だった。 

家から車で一時間弱、深大寺は以外に近かった。 山門が素晴らしい。階段を上ると別世界が広がる。

 それにしても暑かった。走り出してすぐに車内気温は三十一度。冷房をかけてのドライ
ブになった。爽やかどころの話ではない。時間通りに到着し、有料駐車場に駐車。800
円なりを支払う。すぐに参道で山門が現れる。境内に入り本堂に参拝する。      

案内看板があちこちにあり、どこに何があるかすぐに分かる。 歴史ある本堂。何度も火災に遭って、大正時代に再建されたもの。

 境内に面白い木があった。「なんじゃもんじゃ」の名札が付いている。ある植物学者が
名前を聞かれてわからず「なんじゃもんじゃの木じゃ」とごまかしたという説話が残って
いる。正式にはヒトツバタコの木という。真っ白い花が咲くクスノキ科の木だ。    

なんじゃもんじゃの木。クスノキ科のヒトツバタコの木。 見上げるなんじゃもんじゃの木。緑が綺麗だった。

 境内にもう一つ面白い木がある。ムクロジの大木だ。ちょうど実をつける時期で、木の
下に何個か実が落ちていた。この実の中の黒い種がお正月の羽根突きの羽の頭につく黒い
玉だ。何個か拾ったので持ち帰り、乾燥させて種を使って何か作って見ようと思う。  

ムクロジの大木。枝の先端に実が成っている。 落ちていたムクロジの実。この中に黒い玉が入っている。


山門を裏側から見る。緑の苔が綺麗だった。 お札販売所。五色の暖簾が緑の中で鮮やかにはためく。

 参拝を終えて昼時になったので目的の深大寺蕎麦を食べる。門前という店が門前にあっ
たので入り、天盛りを注文する。カミさんは三種盛りを頼んだ。開け放って風がよく通る
店内でしばらく待つ。黒く細い蕎麦は噛み応えありで美味い。食べている時に深大寺の鐘
が鳴った。何度も鳴るお寺の鐘の音を聴きながら食べる蕎麦は格別なものだった。味の方
は、個人的には秩父の蕎麦の方が美味いかな・・という感じがした。カミさんの食べきれ
ない分を横取りして満腹のお昼になった。                     

門前の「門前」という店に入る。風が通り抜ける店内。 注文した天盛り。深大寺の鐘の音を聴きながら食べる。


蕎麦を食べるかみさん。 カミさんが頼んだのは三種盛り蕎麦。一つ半私が横取り。


「門前」の暖簾と入り口。 深大寺蕎麦の幟が新緑と青空に映える。

 満腹のお腹を消化しようと植物園に向かう。植物園に行くのを楽しみにしていたのだが
、なんとコロナ対策で休園中だった。これにはガッカリした。まあ、都立の施設だし仕方
ないのだが、バラ園のバラは見たかったなあ。離れたところにある水生植物園も休園中だ
った。                                     

鬼太郎の店があった。深大寺は「ゲゲゲの女房」のロケ地だった。 店の車にも大きな鬼太郎一族のステッカー。


珍しい瓦の築地塀。 こんな緑の中をゆっくり散歩する。想像以上に森が深い。


深大寺の元になった深沙大王堂。水の神様。 元三大師堂は重厚な建物。


軒下の複雑な木組みが美しい。 元三大師堂のお札は有名な降魔札。悪魔の絵がいい。

 水音が涼しい緑の道をゆっくり散策・回遊し深大寺に戻る。境内にある鐘楼を見る。昼
に蕎麦を食べている時に鳴っていた鐘が目の前にある。大晦日のゆく年来る年で鳴ってい
たあの鐘だ。                                  

深大寺の鐘の音はここで鳴っている。 御朱印所にもなっている旧庫裏の建物。

 旧庫裏(くり)の軒下に古い農具が置かれていた。民族博物館にでもあるようなものが
普通に置かれていてびっくりしてしまった。鋤(すき)、石臼、ツル、網鍬、振り馬鍬(
まんが)、大鍋、大釜などなどが普通に置かれている。特に振り馬鍬は驚いた。昔むかし
、我が家にあったものと同じものだった。使い方の難しい農具で子供には危険な鍬だった
。旧庫裏の建物内にはさぞ古い貴重なものがたくさんあるのだろう。素晴らしい事だ。 

様々な農具が普通に置かれていてびっくりした。 石臼。臼の下が容器になっている。上に置いてあるのは藁叩き。


振り馬鍬(まんが)珍しい農具だ。 大釜の大きさをわかってほしくて一緒に撮影。

 最後にお札を買って帰る。深大寺といえばこの元三大師降魔札だ。よく見かける鬼の札
で、コロナ予防にも使えそうだ。厄難を寄せ付けないようご祈願した降魔札(ごうまふだ
)。深大寺の元三大師堂(がんざんだいしどう)に祀られている元三大師様は「角(つの
)大師」「豆大師」「厄除け大師」などの別称があり、そのお札には強い魔除けの効果が
あるとされている。深大寺では、角大師札は悪魔を降伏する「降魔札」、豆大師札は利益
を与える「利生(りしょう)札」と呼んでいる。二枚一組で玄関の外側に降魔札、玄関の内
側の室内に利生札を貼るのが習わしだという。                   

新緑の美しい深大寺でした。 購入した「降魔札」と「利生(りしょう)札」。コロナ避け。



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