三春の滝桜と福島の花見山


満開の滝桜を堪能し、花見山の花々に埋もれた。



 4月9日、朝三時起きで福島県に向けて出発。目的地は三春の滝桜。今日が満開との予
想で計画したものが本当に満開ですばらしい桜を見ることが出来た。         
 樹齢千年以上というエドヒガン系のベニシダレザクラ。幹回りも枝振りも、何より満開
の花がすばらしかった。巨大さもそうだが、歴史の重みを感じる佇まいがいい。一本だけ
そこにある存在感が圧倒的だった。枝垂れた花が風にゆれる風情も例えようのない美しさ
だ。                                      

満開の滝桜。念願の桜をやっと見る事が出来た。 デジカメを忘れてガラケーで撮影。初めてなのでブレブレ。


見事な枝垂れ桜だ。 まるで流れる水のような枝垂れ。滝桜の名前の由来だ。


滝桜は広い丘に囲まれている。 裏側には菜の花畑が広がっていて桜とのコントラストが美しい。


裏側から見た滝桜。 逆光になったが見事な桜がすばらしい。

 満開の時期に合わせて全国から見に来る人がいる。平日だというのに、駐車場は朝6時
で半分埋まり、南は鹿児島、北は旭川のナンバーが並んでいた。もちろん東京ナンバー・
横浜ナンバーは普通に停まっている。この桜の人気度がわかるナンバーの顔ぶれだった。
 滝桜の周囲を巡り、ゆっくりと観賞する。朝日が上がるにつれ見え方が変わってくる。
光の角度によって小さな密生した花びらが耀くように見える。風で枝垂れが揺れるとそれ
こそ滝から光った水が流れ落ちるように見える。すばらしい桜だった。        

滝桜のある丘を眺める。素晴らしい景色だ。 売店で名物の油揚げ焼きを食べた。

 朝一番で滝桜を見て、まだ時間があるので福島飯坂まで走り、「花見山」に向かった。
こちらは福島市にある全山花木の山。テレビニュースで満開と伝えていた山だ。阿武隈親
水公園の駐車場に車を停め、シャトルバスで花見山に向かう。            
 花見山はもともとは花木生産農家の山を観光用に作り上げたもの。里の畑に菜の花が咲
き乱れ、レンギョウ・ボケ・ハナモモなどが至る所で咲き乱れている。その中心にあるの
が花見山で、約一時間のトレッキングコースが作られている。            

花見山はもともと花木栽培をしていた山を観光地にしたもの。 近くの畑には菜の花が植えてあった。


花見山に登りながら向こう側の山を望む。 ハナモモの花がきれいだった。


ヤマザクラもきれいだった。 こちらのハナモモもきれいだった。

 山を登って行く時の遠景が素晴らしかった。ヤマザクラやレンギョウが向山を彩ってい
る。頭上にはヒガンザクラやソメイヨシノが咲き乱れ、そこかしこでウグイスが鳴いてい
る。写真家の秋山庄太郎が「福島に桃源郷あり」と通った場所でもある。       

鯉のぼりの下にはチューリップが咲いている。 道端のベンチから眺める花見山の景色も最高だ。


遠くから眺める花見山。 こちらも菜の花がきれいだ。

 山を一周して下に下りても去りがたく、ベンチに座って花の風景を楽しむ。まさに山里
春色の絶景だ。こんな景色を見ることが出来ると、桜を追いかけて九州から北海道まで車
で走る人の気持ちがわかるような気がした。                    
 三色団子を食べながら花見山を眺める至福。少し冷たい風だったが、これ以上ない豊か
な時間だった。                                 


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