※※ 森林インストラクターへの道 ※※ 20


直前合宿



2000. 9. 19


9月18日・19日に遅い夏休みを取って試験の直前合宿をやった。今週の日曜日
が試験なのだと思うとあせる気持ちがつのるのだが、ここで最終確認をしておきた
かったのだ。いつもの環境とは違う場所に身を置いて、集中して勉強する為だ。持
参したものは以前に作った自作テスト問題一式、単語カード、養成講習テキストで
ある。                                  

17日の午後宿に到着後すぐに単語カードの書き取りに入る。これは記憶したはず
の文章をきちんと書けるかどうかという確認作業で、このところの勉強の中心にな
っている作業だ。通勤電車の中で記憶したはずの文章なのだが、いざ書くとなると
細かな部分が思い出せずに書けない。数字や単語がスムーズに出てこないで四苦八
苦する。完全に書ける文章は数えるほどしかないのだから、我ながらあきれる。 

ひとしきり勉強していたのだが、徐々に集中出来なくなって気持ちがソワソワし始
める。そう、今日はオリンピックサッカーのスロバキア戦なのだ。勉強どころでは
ないのである。この試験さえ受けようなどと思わなければ、キャンベラまで行って
いたかもしれないのだ。                          

勉強をあきらめて、ノートを閉じてから2時間、テレビの前で絶叫していた。  

・・・・勝ったああ!!!・・・・・初日終了。               

18日、6時起床。顔を洗ってすぐに自作テストにかかる。1時間20分の「林業
」。終了後朝食をはさんで、1時間の「野外活動」。30分休憩して、1時間20
分の「森林」。続けて1時間の「安全と教育」。終了したのが3時。フラフラにな
ってしまったので1時間ほど仮眠する。昼食を食べている時間が無かった。   

これが過去問題自作テストの最終回だった。結果はまあまあの出来だったが、思っ
ていたよりは悪かった。過去問題とはいえ時間制限がある中での書き込みは、思っ
ている以上に難しいものだと改めて実感した。                

しかし、しかし、ついオリンピックの誘惑に負けてしまう意志の弱さよ。疲れた頭
はついついプラウン管のシドニーで振られている日の丸をぼんやりと見てしまう。
勉強に集中できない言い訳・・・「オリンピックがねえ〜〜〜」        

19日、6時起床。養成講習テキストのおさらい。読み込んでいくうちに意識が消
えてついコックリしている。そんな事を繰り返している自分に「こんなことではイ
カン!」と勉強内容の変更。自作の「植物の違い一覧テスト」を持ち出して挑戦す
る。制限時間は1時間半。これはなぜか集中出来る勉強なのだ。        

132点満点で128点、上々の出来。この中で3問が出てくれれば「植物の違い
」は万全なのだ。こうした試験勉強の中でも特にテスト形式の勉強が集中出来て良
いような気がする。重たい養成講習テキストは結局何の役にも立たなかった。  

朝食の後は単語カードの書き込みを続ける。こちらは順調に枚数を重ねる。テレビ
ではオリンピック野球のアメリカ戦で松坂が投げている。・・・・がんばれ松坂!
勉強半分、テレビ半分・・・・いいんだか悪いんだか・・・(苦笑)。     

さあ、試験まであと5日。