※※ 森林インストラクターへの道 ※※ 12


養成講習 レク安全コース3日目



2000. 6. 4


6月 4日(日)                             

レク安全コース3日目は8時半前に会場に入らないようにと思ってゆっくり歩いて
ちょうど8時半になるように歩いていたら、なんとすでに解放されていて、皆さん
先に会場に入っていた。う、迂闊・・・(汗)                
_____________________________________
●9:00〜12:00 山の安全 小倉先生                

小倉先生の話はテキストとまったく違う話から始まった。ご自身の山登りの体験談
から始まり、延々と山の話が続く。安全についての話はいつ出るのかとハラハラし
ていたら、先生曰く「私はテキストに沿っての話はしません。皆さんもそのつもり
で、良く私の話を聞いて下さい。」とのこと。テキストは閉じて先生の話を聞きな
がらメモを取った。もともと山歩きは好きなので、バテの話、観天望気の話などを
興味深く聞いた。                             

インストラクターの心構えとか装備、服装についての話なども参考になった。試験
に関しては先生曰く「記述式で人間性の出るものにしたい。リーダーとしての意識
や温かさ、動物的なカンと気の小ささの同居、待つ勇気、止める勇気など。分かり
やすく、誤字脱字のない文章を丁寧に書くこと。」他に●×式の問題もあるかも知
れないとのこと。                             
_____________________________________
●13:10〜16:00 応急処置 高橋先生               

森林インストラクターの存在というものを高くおき、高度な人格と技術を持つリー
ダーとして応急処置の必要性を説く高橋先生の言葉に深く頷かされた。高橋先生の
言うように森林インストラクターはかくあるべし・・という話は実に新鮮で、受験
の勉強しかしていない自分の姿を反省させられた。森林インストラクター制度発足
当時からこの資格の重要性を説いてきたという先生の言葉は「初心に帰りなさい」
と言っているようだった。                         

病み上がりに無理をして講義していた先生は途中で気分が悪くなり講義を中断され
た。休憩の後、再会した講義のなかで、たった今起きた自分のリタイヤと応急処置
について分析して解説するという、本当に生きた講義をしてくれた。これぞプロの
姿だと感服した。是非、今後も健康に留意されて後進の指導に当たって頂きたい。

試験に関しては、講義の中で少しだけ触れた。救急中の救急傷病の5つは重要。 
日射病、熱射病と熱疲労の症状と処置の違い。などに力を入れて講義された。  
_____________________________________
●16:10〜18:10 楽しい企画の立て方  鈴木先生         

特にどうということのない講義だった。仕事でやっている企画立案の作業に比べた
ら甘い講義で、何も参考にならなかった。森林インストラクターの企画だからとい
って森林関係の企画ではなくて、広告代理店クラスの企画力をぶつけないと原則論
だけ終わる講義になってしまう。それなら、テキストを読めばいいだけの話だ。 

試験対策はまったく別の話だから皆聞いているだけで、この講義自体から得られる
ものは無かった。さて、その試験対策だが、先生曰く「基本的な事をさらっと書い
てもらうだけですから何も問題ないと思います。」だそうです。無駄な2時間。 
_____________________________________

三日間の講習が終わって感じた事:                     
テキストの通りにきちんと講義する先生と、テキストにまったくとらわれない講義
をする先生の2パターンがあり、対策はそれぞれ変わってくると思われる。どう違
うか・・と考えても分からないのだが、テキスト通りにやる先生の場合、きっとテ
キストの範囲で問題が出されるだろう。                   

問題はそうでない先生の場合だ。正直言って、全然わからない。ヤマをかける訳に
もいかないし、かといって広い領域を全て深く勉強出来るものでもない。ヒントに
なるとすれば講義時間によって重要性がある程度予測出来そうだということ。この
三日間に限って言えば、キャンピング4時間、山の安全・応急処置3時間、その他
2時間という時間配分だった。この三つは重点的にやった方が良さそうだ。   

さあ、どうなる???