※※ 森林インストラクターへの道 ※※ 11


養成講習 レク安全コース2日目



2000. 6. 3


6月 3日(土)                             

レク安全コース2日目は8時半前に会場に入らないようにというお達しがあって、
参加者はビルの前で8時半になるまで待っていた。けっこうな数である。それが8
時半になると同時にエレベーターに殺到するのだから、これはこれでスリリングな
展開だった。良い席を確保するのは大変なのだ。このころになると前の方の席に座
る人はだいたい決まっていて顔見知りになってしまっていた。         

●9:00〜11:00 ネイチャークラフト 矢野先生           
矢野先生は目黒の自然教育園で指導しておられる先生で、カワセミの生態に詳しい
先生だ。スライドを中心にネイチャークラフトの実際例を次々に見せてくれる。花
輪・アザミの花かご・たんぽぽ水車・笹舟いろいろ・椿の葉のぞうり・椿とクロマ
ツの葉で作った虫かご・どんぐりのコマ・やじろべえ・どんぐり動物園・クズの柄
でむかで作り・クズの冠・カラスウリの提灯・ススキの箒・ススキのバレリーナ・
ススキのみみずく・カキの葉の指人形・カキの葉のお雛様・落ち葉カルタ・落ち葉
しおり・落ち葉ハガキ・松ぼっくいのクリスマスツリーなどの実例を紹介。   

同じくスライドで自然観察の実例を紹介。蜜を作って昆虫を集める・昆虫の擬態・
バッタ釣り・動物のフィールドサインいろいろ・・・その後時間が多少あったので
先生専門のカワセミについて詳しい話があった。自然教育園でのカワセミ観察の方
法と観察の結果分かった事柄などを豊富な写真で紹介してくれた。       

30分間の実習は「クルクルトンボ」作りと「翼を持った種」のキットを使った。
実際に製作といってもキットだから簡単で、誰にでも作れる。本来自然のものを使
って作るのがネイチャークラフトだと思うのだが、会場と時間の制約でこういう形
になったのだろう。                            
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●11:10〜14:00 森林と人間と自然保護 北村先生         
北村先生の講義はちょっと聞くと単調に聞こえるのだが、良く聞いていると本当に
面白い。ウイットに富んだ言葉が次から次にポロポロこぼれるように出てきて、聞
く方を惹き付ける。楽しい講義でした。まずは核心「林業と自然保護は対立す概念
ではなく一体である。森林に対してある面では林業であり、ある面では自然保護で
ある。」ここから講義が始まった。テキストに沿って講義が進む。しきりにテキス
トを後で見てもらえればいいからとおっしゃる。               

自然観の違いをヨーロッパと日本で比べる。先生はヨーロッパの管理する自然の発
想と日本の共存する自然という概念の違いを力説する。と同時に日本人がいかに自
然に無頓着か、風景を楽しむという事を知らないかを嘆く。今後、グリーンツーリ
ズムに代表される自然そのものをあるがままに楽しむ考え方を日本人が持てるかど
うか。森林インストラクターの責任大である。                

先生が講義の中で強調していた部分は次の通り。               
・森林の多面的機能の中で特に文化的機能                  
・洋の東西での自然観の違い                        
・自然保護は自然環境の保護から生態系のバランスの保護に移ってきている   
・保護の地域指定                             
・保存的自然保護・現状維持的自然保護・保全的自然保護           
・保安林制度のうち保健・風致の考え方                   
・森林生態系保護地域                           
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●14:10〜16:00 森の民俗学 森 先生              
二時間の講義は全体的に断片的で木に関する言葉の説明とか、いろいろな言葉の意
味の説明に終始した。興味ある内容だったのだが、あまりに断片的で民俗学として
の概要すら掴むことが出来なかった。講義内容とは別に、国家史観の話や柳田国男
氏の話や自分の先輩に話などいろいろな話が出てきて、ちょっと聞きずらかった。
ここでは民俗学の話だけにしてほしかったところだ。いかに自分が大変な思いをし
て仕事をしてきたか・・などという話は講義とは関係ないはずなので、ちょっとど
うかと思う。                               

試験に関しては別に配布した副読本から出題されそうな感じだ。        
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●16:10〜18:10 人を引きつける話法 永田先生          
テキスト通りの内容で講義が進む。大きな声でどなるように話している先生は、最
前列で見ているとその真剣さが伝わってくる。失敗談から始まって聴衆を引きつけ
る手法は見事だ。ただ、書いてある内容にあまりに忠実なので、本当の話法の部分
で自分の場合はどうすればいいのかという点があいまいになっていた。テキストに
書いてあることは至極もっともな事で、原則的な事ばかりだ。自分の身に置き換え
て何をどうすればいいのかという点が最も知りたかったところだが、残念ながら分
からなかった。ユーモアが大切だという事は分かる。そのユーモアをどうすれば身
につけられるかという点が最も大事なところではないかと思うのだが・・。   

試験に関してはどうなるのかまったく分からない。