ホームで川崎に快勝!


ここ数年サイスタで勝てなかった川崎に3対0の快勝!


4月18日(日):サイスタ:川崎フロンターレ:Jリーグ7節


午前中に絵を描き終えて、JICKYさんとの待ち合わせ場所の東川口駅に向かう。今日は川
崎戦、難しい相手だ。レッズが2位、川崎が3位で、首位が引き分けたため、今日勝った
方が首位になる。ところが、ここ4年サイスタでは川崎に勝っていない。お互いのホーム
で勝てないという変なジンクスがある。今日は天気もいいし、観戦には最高の日だが、心
中はあまりおだやかではなかった。                        
サイスタへの道でJICKYさんが先週行った新潟戦の様子をいろいろ話してくれた。選手が
宿泊したホテルと同じホテルに宿泊していて、選手が出掛ける様子を見られたのだそうだ
。ACLで韓国の全北戦で、私も選手と同じホテルになったことがあり、選手と横になると
何も話せなかったことを懐かしく思い出した。あの時は達也と坪井とエレベーターで一緒
になったんだった。今から思えばあの年が頂点だった。またACLで戦いたいものだ。  

快晴のサイスタ。暖かく、最高のサッカー日和。 コンコースでひなたぼっこするサポーター。

サイスタは暖かい日射しに包まれて、コンコースでひなたぼっこしているサポーターが多
かった。我々もビールを手に座ってMDPを見ながらひなたぼっこした。ビールが旨い。中
から歓声が上がったので急いで席に向かう。選手がピッチに出てきたのだ。見ると、川崎
サポがぎっしり詰めかけて大声援を味方GKに送っている。こちらも大声援が山岸と大谷に
送られている。いつものように選手が出てきて、声援に応える。緑のピッチに陽が当たっ
て、とてもきれいだ。MDPにピッチ管理者のインタビューが出ていたが、このピッチを維
持するのは大変な努力がなされているんだと思う。神聖な場所で選手と審判以外が入るこ
とは許されない場所だ。                             

席に向かうとゴール裏はすでに真っ赤になっている。 川崎のサポーターもぎっしり詰めかけている。


ウオーミングアップの時間からコレオが始まった。 選手が出てきてアップが始まる。


スタメン発表にスタジアムが沸く。 選手入場の時に川崎サポがやったコレオ。

試合開始前の選手整列。川崎サポは青地に12番のコレオを展開。対するレッズはデカユ
ニが出され、ウオーリアの声と共に大きく揺れている。気合いの入った試合開始だ。今日
の試合がどれだけ重要かは、ここにいる誰もが承知している。試合開始直後から激しいゴ
ール前の攻防が始まった。どちらもチャンスがあったが、最初にものにしたのはレッズだ
った。谷口のクリアミスが細貝に出た。細貝は落ち着いて胸でトラップし、ハーフボレー
で左足を振り抜くと、ボールはゴールに一直線。GK川島が右手で当てるがボールの勢いが
勝ってそのままネットに突き刺さる。前半7分で待望の先制点がレッズに入った。   

細貝が素晴らしいゴールを決めた。 一分後に達也も絵に描いたようなゴールを決めた。

大喜びのスタジアム。写真を撮って座ろうとした時だった。リスタートのボールを達也が
かっさらい、エジに落とす。ワンツーで抜け出した達也がエリアの外から左足を一閃! 
ボールは定規で描いたようにゴール右上に突き刺さった。体をめいっぱい伸ばした川島も
触ることすら出来なかった。何と1分後に2点目が入った。前半8分で2点・・・!!!
今までこんな事はなかった。まして、今日は川崎戦。サイスタで4年勝っていない相手か
ら2点も、前半早々に取ってしまった。川崎の反撃が怖い。この時から時間の進むのが遅
いこと遅いこと。何度も時計を見るが針は進まない。反撃が激しくなり、防戦に追われる
が、バックが体を張って守る。前半は何とか逃げ切り、そのままハーフタイムを迎えた。

二点目が決まって喜ぶゴール裏。 後半開始前に輪になって気合いを入れる選手たち。

後半、川崎は中村とヴィトール・ジュニオールを同時に入れてきた。いきなりジョーカー
を二枚切ったようなものだったが、個人的には中村より交代した田坂の方が嫌だったし、
V/Jよりも黒津の方が怖かった。この交代は川崎の中央に寄る攻撃が加速しただえなので
守る方は絞りやすかったのではないかと思う。一緒に替えてくれて助かったという感じだ
った。案の定、レナチーニョとヴィトールが重なる事が多く、連携は悪かった。    
しかし、テセにボールが集まるとさすがに強い。サヌとテセがもつれた場面は明らかにエ
リアの外だったが、なぜか主審の村上さんはPKを指す。「えーー」と言う声と盛り上がる
川崎サポの声で騒然となる。キッカーはレナチーニョ。渾身のキックを山岸が右手一本で
神セーブ!大歓声が爆発する。「ギシが止めたぁああ・・・」川崎はこの段階で選手が肩
を落としてしまった。                              

一方、レッズは守りを固める。相手右サイドの小宮山が上がるので、その裏を使って攻め
る。ポンテとエジが面白いようにパスを繋ぐ。細貝と阿部が稲本をつり出すとバイタルが
スカスカになるので、そこで面白いようにパスがつながる。チャンスはレッズの方が多か
った。そして後半27分のことだった。エジミウソンが3人に囲まれながらもシュートに
持ち込む。川島が弾く。しかし、そのボールに詰めたのは赤いユニフォームだった。堀之
内がゴール前で軽く蹴ったボールはがら空きのゴール右に飛び込んだ。3点目!「ほりの
うちーー」みんなが叫ぶ、勝負は決まった。ここから先は危なげない展開で、終わるのが
惜しいような時間だった。3対0、完勝。サイスタで川崎に勝った。最高だ。     

堀之内の3点目が決まった。 試合終了。


ゴール裏に挨拶に来る選手達。 細貝のヒーローインタビュー。


堀之内のヒーローインタビュー。 勝利の歌を歌う。


4月18日(日) 2010 J1リーグ戦 第7節                      
浦和 3 - 0 川崎F (16:03/埼玉/46,313人)                  
得点者:7' 細貝萌(浦和)、8' 田中達也(浦和)、72' 堀之内聖(浦和)       


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