ロスタイムの激勝!


拮抗した試合展開。引き分けかと思われたロスタイムに劇的な幕切れが。


5月2日(土):サイスタ:アルビレックス新潟:Jリーグ9節


ゴールデンウイークという連休期間なのだが、このところずっと絵を描き続けていて、
少々ストレスが溜まってきた。今日は新潟との2位・3位決戦。久しぶりにカミさんも
一緒に出かけ、東川口駅でJICKYさんとも待ち合わせた。7時キックオフなので、早め
にサイスタに入り、ハートフルコンサートなどを食事しながら楽しむ。なかなか素晴ら
しいマーチングバンドの演奏だった。買ってきたジャンバラヤも美味しかった。しかし
ここで痛恨のミスが発覚。なんとデジカメを家に忘れてきてしまった。そんな訳で今日
の観戦記には写真が無い。                           

デジカメを忘れたショックを引きずりながら席に着く。新潟はさすがに好調のチームと
あって大応援団が入っている。びっしりと埋まったアウェー席を見るのは久しぶりのよ
うな気がする。入場が早かったのでマッチデープログラムを読む時間があった。カミさ
んはスタジアム探検に出かけている。選手が入ってきて大きな声援が湧き上がった。選
手はなんだか疲れているようだ。それでもシュート練習ではポンテとエジミウソンが素
晴らしいシュートを連発している。この二人の好調が本当にありがたい。      

定刻に試合が始まった。レッズはいつもの連動性が見られない。新潟の早いつぶしに前
線が連携できない。逆にスリートップの新潟は矢野が左サイドバックの裏を何度もつい
てきてピンチが続く。何だかいつものレッズと違うぞ。どうも上手く回転しない、直輝
の動きも原口の動きも何だかちぐはぐだ。ズルズルと新潟のペースに巻き込まれている
ようだ。チャンスらしいチャンスもなく、ピンチをしのぐ展開にちょっとイライラして
くる。こういう時の展開を強引に変える選手が欲しいところだ。みんな頑張っているの
だが、もう一歩が足りない。前半は新潟の戦略にスッポリはまってしまったようだ。 

さすがに3位、先日まで首位だったチームだ。今日は難しい戦いになりそうだ。ほぼ何
も出来ずにハーフタイムを迎えた時に、そんな事を考えていた。でも、フィンケなら何
か手を打ってくれるはずだ。ハーフタイムの指示や選手交代で局面を打開してくれるに
違いないと思っていた。                            

後半開始の直後にレッズの選手交代。原口から高原へ・・・・、あれぇ??? 何で?
何だかテンションが下がった。今年の高原は昨年よりも悪くなったのではないか、とい
うくらい消えっぷりがひどいのだから、こんな大事な局面で出てくるとは思わなかった
のが正直なところだ。「今日はダメかもしれない・・」そんな思いが浮かんだのが正直
なところだった。前節の柏戦も最後の最後に逆転したんだから、今日だってまだ諦める
訳にはいかない。気を取り直して拍手して声を出す。一進一退の展開の中、新潟のマル
シオが2枚目のイエローカードで退場となる。一人多くなった時のレッズはどうも悪い
流れを呼び込むので、この時は「ああ・・今日は引き分けだ・・」と観念した。   

案の定、守りを堅くした新潟はゴール前を固め、レッズの攻勢も得点まで行けない。そ
して後半もロスタイムに突入してしまった。アレックスの絶妙なクロスを闘莉王が強烈
なヘッド!しかしボールはキーパー正面。そしてこれが最後のチャンスというコーナー
キック。舞い上がった闘莉王の高さ。強烈なヘッドが炸裂し、今度こそはキーパーの脇
すり抜けてゴールに吸い込まれた。                      
何という劇的な幕切れ。何という勝利への執念。何という嬉しさ。これがあるからレッ
ズサポはやめられない。飛び上がってカミさんと抱き合い、隣の人とハイタッチして喜
び合う。こんな劇的な勝利は初めてかも知れない。今日の勝利は本当に大きい。  

5月2日(土) 2009 J1リーグ戦 第9節                     
浦和 1 - 0 新潟 (19:03/埼玉/50,284人)                 
得点者:89' 田中マルクス闘莉王(浦和)                    


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