08ホーム開幕戦、名古屋に完敗!


満を持したホーム開幕戦、なすすべなく名古屋に完敗!なぜ??


3月15日(日):サイスタ:名古屋グランパス:08J2節


開幕戦の戦いはテレビで見ていた。マリノスに1点取られて負けた。見ていて、何だか
なあ・・・という展開だった。チャンスは数えるほどしかなく、フォローの無い高原は
中沢に完全に潰されていた。みんなの動きの悪さばかりが際だった試合だった。そして
今日はホーム開幕戦。シーチケの席が変更になったこともあり、ワクワクしながら家を
出た。サイスタでは姉と待ち合わせている。                   

サイスタへ急ぐ。快晴で暑いくらいのサッカー日和。 南門も人が溢れていた。

サイスタに向かう道は大勢のサポーターで溢れていた。天気は上々最高の観戦日和だ。
インフォメーション前で姉と待ち合わせて、パラソルの下で昼食のおにぎりを食べる。
姉も久しぶりの観戦で興奮しているが、話の内容はマリノス戦のふがいない戦いぶりへ
の不満が噴き出している。食事もそこそこに入場し、新しい席に向かう。新しい席は何
とメインロアー前段のゴール裏のすぐ横だった。屋根がかかるかかからないか、ギリギ
リの場所だった。何より、応援に熱が入る場所なのが良かった。今日は遠慮して旗を持
参しなかったのだが、次回から持参するようにしよう。              

いい天気でくつろぐ人々も和やかな表情だ。 新しい席はゴール裏のすぐ横だった。

今日の相手は名古屋。ピクシーが監督になって意気が上がっている嫌なチームだ。カリ
スマ性のある監督はチームがまとまるのでやっかいだ。それに引き替えうちのオジェッ
クはカリスマ性の欠けらもないのだから難しい。選手も去年の疲れが残っているような
のでどうも分が悪い。選手が出てきたのでスタジアムから拍手が湧き上がったが、よく
見たらグランパスの選手だった。苦笑とも何とも言えないざわめきと共に、何だか気合
いの入らない空気がスタジアムを覆った。サポーターも集中力が欠けている。    

ピッチの見え方も以前とはまったく違っている。 選手が出てきて、大歓声に包まれた。

やっと選手が出てきたので、改めて盛り上がる。オーロラビジョンのビデオが内容一新
されていた。ロビーの雄姿がカッコイイ。しかし、それにしても練習着がグランパスと
同じデザインというのはじつに紛らわしい。選手のコメントが流れ、大歓声に包まれる
スタジアム。そして、スタメンの発表。こちらのビデオも新しくなっていて、何だか新
鮮だ。新しい戦いが始まった事を実感させてくれる。何だかワクワクしてきた。   

一旦ロッカーに選手が消え、改めてファーストインプレッションの高音に乗って入場。
整列する選手は背の高さがグランパスよりも低いのが歴然としていて驚かされた。改め
てワシントンの存在が大きかったことを実感した。撮影が終わり、選手がピッチに散っ
た。そして待望のキックオフ。大きな拍手と歓声に包まれるスタジアム。ここまではい
つも通りの展開だったのだが・・・試合が始まってから、何だか変な感じが拭えない。
名古屋に圧倒され続けているのだ。名古屋が良い攻めを仕掛けて来たのは分かる。しか
し、それを跳ね返せないのだ。                         

連携も無く、孤立し、ボールを奪われ必死に守る。それが延々と繰り返され、まるで名
古屋のハーフコートゲームの様相を呈してきた。名古屋は二番手三番手の選手が次々と
ボールに絡み、面白いようにレッズのゴールへと迫ってくる。最初は大きかった応援の
声も徐々に小さくなり「おい、大丈夫かよ・・・」などというつぶやきが聞こえるよう
になってきた。そしてノーマークのマギヌンからクロスが上がり、ヨンセンに頭で押し
込まれて先制されてしまった。マークした阿部にもヨンセンのヘッドは防げなかった。

その後も名古屋が攻め続ける。レッズはハーフライン付近でボールを奪われる展開が続
き、自分の時間を作れない。何だかひどいことになってきた。5万4千人の観客から溜
息が漏れ続ける。何も出来ない選手も情けないが、何もしない監督も情けない。ハーフ
タイムになっても席を立つことが出来なかった。何とかハーフタイムで立て直してくれ
と祈るだけだった。                              

選手が出てきて整列。この時は期待に胸が膨らんでいた。 終わって挨拶に回る選手達。容赦ないブーイングが。

後半から絶不調の高原に替えて永井が出てきた。この永井は良かった。ドリブルで相手
の守備を撹乱し、右に流れると正確なクロスを連発。左で孤軍奮闘していた相馬、中央
を一人で動き回っていた細貝との連携がスムーズにゆき、チャンスの芽が出始めた。永
井のクロスを相馬が折り返し、啓太が放ったシュートがポストを叩いたときは「よし、
これで大丈夫だ。これを繰り返せば得点できる」と思ったものだった。しかし、山田が
中途半端に戻すボールを押し上げられ、またも名古屋のハーフコートゲームの様相を呈
してしまい、レッズは押し返すことが出来なくなってしまった。そんな中で都築のミス
が追加点につながり、試合は終わった。                     

メインでも容赦ない大ブーイングが選手に向けられた。 駅に向かって黙々と歩いてくるサポーターの群れ。

まあ、あのミスが無くても勝てなかったと思う。それほどひどい内容だった。これじゃ
優勝どころか残留争いをするようになってしまうかもしれない。サッカーチームという
のは毎年変わるものだ。昨年アジアチャンピオンになったからといって、今年もなれる
はずはない。選手だって昨年のような活躍が出来るはずがない。みんなサッカーを舐め
ていたとしか思えない。自分たちは常にチャレンジャーなんだと言い聞かせないと、ズ
ルズル落ちていきそうだ。頂点からはいつか落ちると思っていたけど、これほど早いと
は思ってもみなかった。もう少し夢を見ていたかったなあ・・・。         

まったく、ひどすぎて怒る気にもなれない。                   


3月15日(土) 2008 J1リーグ戦 第2節                    
浦和 0 - 2 名古屋 (14:04/埼玉/54,482人)                
得点者:14' ヨンセン(名古屋)、68' 小川佳純(名古屋)            


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