オウンゴール勝ち!:優勝の可能性が残った。


11月26日(土)カミさんとジュビロ磐田とのホーム最終戦を観戦した。


1126:05年Jリーグ第33節:ジュビロ磐田戦:サイタマスタジアム2002


浦和美園駅からサイスタに向かうレッズサポーターの群れ。 屋台村でGO!GO!カレーを買った。カツカレーが美味しかった。

今期浦和ホームの最終戦となったジュビロ磐田戦を観戦にカミさんとふたりでサイスタ
に向かった。バスが渋滞で遅れスタジアム入りしたのは試合開始の30分前だった。ピ
ッチではすでに選手のアップが始まっており、忙しく腹ごしらえを済ませて参戦の態勢
を整えた。最終戦とあってスタンドはほぼ満員で、5万人以上は確実に入っている。ホ
ーム最終戦は何としても勝って終わって欲しいので、今日はがんばって応援しなければ
ならない。11月にしては暖かい日和も手伝って思いきり応援できそうだ。     

サイスタ前は色とりどりのテントが沢山出ていた。 入り口前でホーム最終戦記念の写真を撮った。


ジュビロのサポーターも沢山いた。本日の入場者数54883人。 選手入場の際の演出が素晴らしかった。メインは白の小旗。


バックロアーは赤のボード。アッパーは白のボード。その上にデカ旗が来る。

試合開始前の演出が素晴らしかった。メインは白い小旗が振られ、バックはロアーが赤
のボードでアッパーが白のボード。ゴール裏はユニデカ幕が掲げられた。ここで勝たな
いでいつ勝つんだというサポの意気込みが伝わってくるような演出の中でのキックオフ
となった。声も手拍子も周囲から聞こえてくる。いつもは静かな席なのだが、今日は指
定席も気合い十分だ。選手の動きもいい。岡野も山田もポンテもキビキビと動いていて
気持ちが伝わってくる。しかし、ジュビロもさすがに動きがいい。両者、良いところを
消し合うというギリギリの攻防が始まった。                   

まさに一進一退という展開だった。試合開始当初はゴール前に攻め込んでいたレッズだ
ったが、徐々にその勢いを消され、ジュビロの反撃を受けるようになっていった。特に
中山の動きがいやらしく、後方でボール回しするのが怖くなるような動きを見せていて
、時々ハラハラする場面があった。お互い特に大きな見せ場はなく、前半が終わった。
何だかあっという間に終わったような気がする前半だった。それだけ緊張感に溢れた展
開だったということなのだが、レッズに得点の匂いがしないのが気がかりだった。  

ハーフタイムの他会場の途中経過が告げられるとスタジアムが歓声に包まれた。ガンバ
は0:1で千葉に負けている。セレッソは0:0、鹿島も0:0。まだレッズは終わっ
ていない。このまま行けばまだ優勝の望みが残る。ハーフタイムの興奮はそのまま後半
へと繋げられた。選手は途中経過を聞いたのか聞かなかったのか分からないが、流れが
変わってきたことは間違いなかった。                      

後半からレッズの動きが加速した。それでも名波のフリーキックがポストに当たって助
けられる場面があったり、どちらに転ぶか分からない状況が続いていた。そんな時に福
西が本当に不用意な反則で一発退場になる。すれ違いざまに長谷部にさりげなく蹴りを
入れるという恥ずかしいファールだった。今日の主審は上川さん。さすがにその場面を
見のがさなかった。福西が退場になったジュビロにレッズの猛攻が始った。防戦一方と
なったジュビロに痛恨のミスが出た。山田の早いクロスをクリアしたキムジンジョのキ
ックがミスキックとなり自分のゴールに吸い込まれたのだ。幸運のオウンゴール!!!

ラッキーなオウンゴールによる先取点が入った。場内は大歓声。 そのまま1対0で勝った!よくやった。

ラッキーな得点だったが、とにかく先制した。スタジアムは大歓声に包まれた。このま
ま勝て、勝つんだ。声が枯れようが、とにかく叫ぶ。手を叩く。選手交代で出てきた横
山がいい動きでゴールに迫る。若い赤星が活き活きと動き回る。この流れは勝ちパター
ンの流れだ。しかし、そんな油断を見透かしたかのように、ロスタイム、レッズのゴー
ル前でフリーになった村井のシュート。ボールはわずかにポストの外にそれ、同点には
ならなかったが肝を冷やした場面だった。そして試合終了の長い笛。勝った!。最終戦
に勝った! 本当に良く勝った。                        

試合終了後のセレモニーが始まった。全選手が場内を一周する。このセレモニーの為に
も勝って本当に良かった。選手のアップがオーロラビジョンに映し出される。その中に
ケガをして離脱中の達也の顔があった。場内が大歓声に包まれる。「達也ぁ〜」という
叫びがあちこちから湧き上がった。松葉杖を付きながら声援に応える達也を双眼鏡で追
いながら、本当に勝って良かったと思った。負けたり引き分けではこんな気分でセレモ
ニーを楽しめない。達也が元気そうで本当に良かった。              

選手全員の場内一周。勝ってセレモニーが出来て本当に良かった。 サイスタのクリスマスツリー。最後に笑うことが出来るかどうか。

セレモニーが終わり、気になっていた他会場の結果が流され、場内は騒然とした歓声に
包まれた。ガンバが負け、セレッソが引き分け、鹿島も引き分けた。結果は、首位と勝
ち点2差の3位。最終戦で勝てば優勝の望みが出てきたのだ。何ということだ。サッカ
ーの神様はどこまでシナリオを書き換えれば気が済むのだろうか。まるでレッズに優勝
しなさいと言っているかのようではないか。こうなれば最終戦に勝って、その期待に応
えるしかない。来週の新潟戦、チケットを確保しておいて本当に良かった。痺れるよう
な1日が体験できそうだ。                           


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