Jリーグ中断明けの新潟戦で4位浮上


7月3日(日)、レッズ対アルビレックス新潟の試合を
サイスタで観戦した。


05年Jリーグ第13節:アルビレックス新潟:サイタマスタジアム2002

梅雨に入っている関東地方は今にも雨が降りそうな空模様だった。今日はナイトゲーム
なので、晩ご飯のお握りを買ってサイスタに急ぐ。久しぶりの試合なので気持ちが高ぶ
っている。サイスタのいつもの席に着き、お握りを食べながらオーロラビジョンに展開
されるいつもの映像を見ていると、やっと中断が明けた実感が湧いてきた。     

中断明け、いつものようにサイスタが見えてくるとドキドキしてくる。

選手のアップが始まった。歓声と拍手で迎えたが、じっくり見ているうちに何だか心配
になってきた。動きが鈍いのだ。新潟の選手の方がキビキビと動いている。何だか体に
切れが無いように感じてしまうのは何故なのだろか?いや、選手だって中断明けの初戦
に気合いが入っていないはずがない・・と心の中で否定する。練習は練習で、試合にな
れば違うはず・・と思いたい。                         

選手のアップも終わり、雨が降り出したグラウンドには静寂な時間が流れていた。そし
てウオーリアが始まった。鳥肌が立つ瞬間だ。さあ、戦いの始まりだ。指定席ながら声
を張り上げる。そしてファーストインプレッションの高音とともに選手入場。サポータ
ーのボルテージも最高潮に達して、これぞレッズの試合開始と思わせる時間となった。

席に着いて回りを見回す。 選手のアップが始まり、スタジアムは熱狂度を増す。

前半力押しするレッズにチャンスが立て続けに訪れた。平川が中に切れ込んでシュート
。サントスのフリーキックがポストを直撃。完全に裏を取った永井からのクロスを達也
がダイレクトシュート・・・しかし、ゴールにはならなかった。25分過ぎくらいから
レッズの攻撃は手詰まりになってしまう。横パス、バックパスの連続に場内も徐々に静
かになってしまった。パスミスの時の溜息が多くなって、応援も力がなくなってしまっ
た。前半40分、守ってカウンターに徹していた新潟に唯一のチャンスが訪れ、それを
しっかりエジミウソンに決められてしまった。頭を抱えたまま前半終了。最悪のハーフ
タイムを迎えることになってしまった。                     

後半開始からレッズは攻める。おそらくハーフタイムの間にギドから厳しく言われたの
だろう。前に前にという意志がハッキリ見られ、セカンドボールを奪い取ることが徹底
されてきた。しかし、相手は10人でゴール前を固める新潟。攻め続けるレッズの足も
どこまで続くかという感じになってきた時だった。山田の放ったミドルシュートがDF
の足に当たってコースが変わり、同点のゴールが決まった。場内騒然、歓喜の雄叫びが
スタンドで爆発する。そうそう、シュートを撃たなければ始まらないのだ!!    

ウオーリアに合わせて選手入場。 達也のゴールで逆転勝ち。最高の夜になった。

そして歓喜の瞬間がやってきた。長谷部のラストパスを達也がニアポストに流し込んだ
のだ。鮮やかな逆転ゴールにスタジアム全体が爆発した。悩んでいた達也のゴールだけ
にひときわ嬉しい逆転ゴールだ。これで達也も自信回復してくれるだろう。そして注目
のカニ(横山)が登場。ひそかに応援している選手なので、ここで何とかして輝いて欲
しかったのだが残念ながらゴールシーンは無かった。               

試合は2対1の逆転勝ち。マフラーを掲げ、勝利の歌を歌うのはじつに気持ちよいもの
だ。この瞬間の為に長い時間待たされたが、何度歌っても良いものだ。       

アルパイもいない、ネネもいない、エメルソンもいない中でこれだけの試合が出来るの
だからレッズも大したものだ。むしろ外国人選手に頼らない体勢を練った方が良いのか
もしれない。ナイターの帰り道、雨に濡れながらそんなことを考えていた。     

※アルパイが退団した。イングランド流のハードタックルが日本の審判に警告を取られ
 、Jリーグでの活躍は望めなくなってしまった。本当に残念だ。審判のグローバルス
 タンダード化を計らないと日本選手は海外で通用しなくなる恐れがある。審判の技術
 向上が日本サッカーのレベルに付いてきていない。アルパイは未熟な審判の犠牲者と
 言えるかもしれない。                            



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