瀬音の森日記 457




山小屋のデッキ製材



2008. 4. 12


小菅の山小屋のデッキ修理のための製材作業を行った。


4月12日(土)小菅の山小屋でデッキ製材をする日。朝、家を出ようとしたら車のエン
ジンがかからない。セルは回っているのだが、エンジンが回らない。これはもしかしたら
行けないかも知れないと、あわてて野村さんに連絡。かなり焦っていた。ところが10分
くらい置いて、試しにもう一度セルを回してみたら、普通にエンジンが始動したのでホッ
と胸をなで下ろした。こんな事は初めてだが、10万キロ以上走っている車だし、色々不
具合も出てくるのだろう。そろそろ定期点検に出さなければならない。        

出がけに冷や汗をかいたので、慎重に運転するようにした。小菅の舩木山荘前に着いたの
は予定よりもずいぶん遅くなってしまった。周辺にノカンゾウの新芽がいい具合に出てい
たので、一袋採ってから山登り。今日はチェーンソーとガソリン、オイルなど重い物を運
び上げなければならないので大変だ。両肩にズシリと重さが加わるが、他に頼む人もいな
いので、一歩一歩汗を流しながら登った。                     

山小屋はいつもと変わっていなかった。水場を修理してポリタンクに水を溜め、小屋まで
運ぶ。この時点では泊まるつもりだったので、いつも通りの作業を進めていた。大雨の影
響か、道が流れて分かりにくくなっていた。作業は前回玉切りした丸太を3mの長さに切
り揃える事から始まった。一人で丸太を運ぶのが大変だったが、コツを掴めば何とかなる
ものだ。10本の丸太を3mに切り揃えたところに、野村さんとみきちゃんが到着した。

早速二人には墨付けをやってもらう。手順を説明したメモを書いておいたので、それを見
ながら、実際にやって見せて説明する。私は丸太の半割り作業がメインなので、墨付けは
二人にやってもらわなければならない。二人が墨付けをしている時間にカット台を作った
。枯れて立っていた細いヒノキを間伐し、デッキの端にカスガイで固定して、作業台を作
った。墨付け終わった丸太を作業台にカスガイで固定し、いよいよチェーンソーで半割り
にする。久しぶりの作業なので、緊張したが何とか上手く切れた。今日はこの作業を終わ
らせることが出来るかどうかで泊まりになるか、日帰りになるかが決まる。      

NAKANOさんがやって来たのでみきちゃんと交代。みきちゃんは山小屋のネズミの糞を掃
除してもらった。作業は順調に進んで昼までに5本の丸太を半割りにすることが出来た。
昼休みは焚き火に当たりながら各自思い思いの食事となった。この調子でいけば、今日中
に終わりそうだという事と、天気が思いの外悪かったので気持ちが急いていた。1日晴れ
る予報だったのに、空は暗く、いつ雨が降ってきてもおかしくない空模様だった。気分的
には何とか雨が降る前に終わらせたい・・という感じだった。            

午後も半割り作業が続いた。体中チェーンソーの切りくずまみれになって、腕がブルブル
している。チェーンソーの排気ガスと切り粉をもろに吸い込みながら作業で、何だか気持
ち悪くなってくる。それでも午後3時ころまでには予定の本数を半割りにすることが出来
た。最後の方は左腕の腕力が無くなり、押さえつけが出来なくなっていた。まあ、なんと
か終わったので良しとする。多分、明日は両腕が筋肉痛になることだろう。デッキの上に
割った丸太を並べて、その上に座ってみた。これはじつに気分良かった。ヒノキの香りに
包まれて幸せな気分になった。                          

後かたづけをして下山し、小菅の湯に向かう。NAKANOさんは釣りに行くということで、
ここで分かれた。来週末には製材したデッキを組み立てる。天気が良ければ1日で出来る
だろう。出来上がったデッキで寝ころぶのが楽しみだ。