瀬音の森日記 39


西木村、森作り意見交換会



1999. 2.21


2月21日(日曜日)午前10時、新宿の三省堂ホールにて秋田県西木村主催の
「森林林業市民参加促進事業意見交換会」が開かれて、それに出席した。前前日
の金曜に秋田の米谷さんから「こういう会があるので出席してもらえないか?」
という電話があり、急遽会員の皆さんに連絡して出席する事になったのだ。  

午前10時、会場の三省堂ホール会議室に集まったのは私、杉浦さん、佐々木さ
ん、藤木さん、菊池さん、私のカミさんの6名だった。ところが会場に入った時
に西木村の担当者が困惑した表情になって「あの・・一人って聞いていませんで
したか?」「えっ・・???そんな事聞いてませんけど・・」        

どうやら代表一人が来れば良かったようなのだ。さあ、困ったせっかく来てくれ
た皆さんにどう説明しようか・・・大いにうろたえて、一時は何人かに外に出て
このまま帰ってくれるようお願いしたりしたのだが、会長のとりなしで、全員オ
ブザーバーとして会場にいられる事になった。ともかくホッとした。     

会議は田代村長の挨拶で始まった。見るからにパワーを感じる、ダンディな村長
で、西木村の未来を背負っている自負を込めた挨拶に共感を持った。続いて村の
門脇助役、阿部教育長、野中産業課長、高橋林業係長、八柳係員の挨拶と続く。

そして西木村出身で現在東京に住んでいる西木ふるさと会の方達の自己紹介とな
り、本来米谷さんが座るべき場所で私が瀬音の森の代表として自己紹介した。会
員の皆さんの自己紹介が続き、最後にグリーンツーリズムで西木村に行った事の
ある女性2人が自己紹介した。合計で21人のちょっとした集まりになった。 

会議は村興しコンサルタントの笹森先生の話で進められていく。今までのいきさ
つや、全体構想や、地域振興の話や、本題の市民参加林業と関係ない話が長く続
いて時間がたっていく。この辺からちょっとイライラしはじめたのだが・・・ 
今日は口にするまいと自分を抑えた。                   

だいたい、資料にもある通り森林・林業への市民参加を促進する為の意見交換会
ではなかったのか?2時間しかない貴重な時間を世間話で終わらせてしまってい
いのか?そんな話をするためにここに来たのかと腕組みをしてしまう。進行役が
誰なのかはっきりしていないのと前もって会議内容を確認しておくという事をし
ないから、こんなまとまりのない会議になってしまう。           

前途は多難だ。それとも私だけが入れ込んでいたのか??・・・・      

野中課長と高橋係長が話を元に戻すよう話題を変えるのだが、すぐに脱線してし
まう。貴重な時間が過ぎていく・・・ああ                 

笹森先生がこの事業を地域興しのイベントとして考えている風なのも気になった
。林業はイベントじゃなくて、事業なのだと思う。50年先に、100年先に自
分たちの村が誇れる森を作るための事業なのだと思うのだ。都会から何人参加す
るかを考えるイベントではないと思う。山村の活性化はイベントでは出来ないと
考えるところからスタートすべきだと思うのだが・・・           

それとも、そんな風に考えていたのは私だけだったのだろうか??・・・   

だいたい林業に興味のある都会人がうようよいると思うのが間違いで、興味があ
る人は多いが秋田まで森作りにボランティアで行こうとする人はかなり特殊な都
会人になるはずだ。正直な話「瀬音の森」の会員のような人がそんなに沢山いる
とは思えないのだ。ましてやそういう人はイベントで集まる人とは違うだろう。

特殊な人間には特殊な価値や意味付けがあることを分かって欲しい。何年も続く
西木村通いを決心させるだけの意味付けをしなければいけないのだ。     

あっと言う間の2時間ではとてもの事にそこまでの話は出来なかった。今後機会
があれば時間を尽くして、言葉を尽くして語り合いたいものだと思っている。 

会員の発言を要約すると次のようなものになる。              
佐々木さん・青森ひばの例にもあるように樹木から取る精油などの林産品を充実
する事も必要なのではないか。                      
黒沢・山形県寒河江の例だがキャッチアンドリリースという釣り区間を設定する
事で全国から人を集めている例があるので検討してみてはどうか?      
菊池さん・この事業を進めるに当たって村民の方の参加意識が盛り上がっている
のかどうか?実際に作業する人の盛り上がりが大事なのではないか?     
内田さん・舘岩村に民間で山を提供している林業家がいるが大変なようだ。こう
して自治体で林業サポート事業を推進する西木村の英断に敬意を表したい。  
黒沢・林業は50年100年を考える事業だと思う。途中で止めるのであれば最
初からやらない方がましなので、是非、頑張ってやり続けて欲しい。     

貴重な2時間はアッという間に過ぎ去ってしまった。おまけに増えてしまった参
加者のお弁当まで追加していただいてしまい、高橋係長申し訳ありませんでした
。そしてありがとうございました。代表して頂戴した報奨金1万円は瀬音の森基
金に繰り入れさせて頂きます。                      

参加して頂いた皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

ちょっとグチっぽい日記になってしまいましたが・・あとはまた明日から。