瀬音の森日記 385


多摩源流クリーン作戦に参加



2005. 11. 3


11月3日(木)小菅村「第23回 多摩源流クリーン作戦」に瀬音の森として6回目
の参加をした。参加者は猫ミュウさん、土筆さん、kurooの3人だった。家を早めに出
たら集合時間より1時間も早く到着してしまったので、久しぶりに山小屋に登ってみた
。山小屋は水場が壊れていた以外は何も変わっていなかった。電気の確認をして、水場
を直して下山し、集合場所の小学校に向かった。                 

小菅村の人達も続々と集まってきて受付をしている。瀬音の森は今回参加者が少なかっ
たので、主催者から終了報告会で挨拶をしてくれないかと言われたのだが、丁重にお断
りした。漁協関係者も参加が少なく、河川清掃は我々と役場の加藤さんを加えた4人だ
けで行うことになってしまった。相談の上、最下流のキャッチアンドリリース区間を4
キロに渡ってゴミ拾いすることになった。軽トラの荷台に乗り、下流へと向かう。風は
冷たいが、気分はいい。山々の紅葉は遅れていて、あまり奇麗ではない。紅葉は朝と昼
の温度差が大きくないと奇麗に色づかない。小菅では霜が続けて4日降りないと奇麗な
色にはならないそうだ。それだけ暖かい日が多いということで、地球温暖化は確実に進
んでいる。そのうち木々の葉が紅葉しなくなる日が来るかもしれない。       

すずめのお宿のところから川に入る。川面にはおびただしいビニールヒモが張られてい
た。聞くと川鵜を防ぐためのものらしい。川鵜は奥多摩湖で繁殖して、ここまで魚を食
べに来るのだそうだ。これだけテープを張っても、その間から入り込むらしい。かなり
大きな魚まで食べてしまうそうだ。「まったくあいつらぁ、頭が良くってさあ・・」と
加藤さんもあきらめ顔で話していた。                      

河原のゴミは例年よりずいぶん少ない。やっと河原にゴミを捨てる人がいなくなってき
た、と加藤さんが言っていた。とにかくゴミの少ない川は奇麗だ。しかし、借りた胴長
に穴が空いていて水が入って来るのがツライ。組合長に電話して別の胴長を持ってきて
もらうようにお願いした。ビニール袋一杯になったゴミは、道のある場所にデポして置
き、車で運んでもらう。ゴミを回収に来た組合長から新しい胴長を受け取ったのだが、
今度は底にフェルトの貼ってない胴長だった。爪先にビニールヒモを巻いて滑り止めに
したのだが、とにかくツルツル滑るので歩きにくいことこの上ない。とにかく転ばない
ようにするのが大変だった。                          

お昼は加藤さんに蕎麦をご馳走になり、ゆっくり休憩した。滑る長靴は想像以上に足の
力を使うので筋が痛い。大汗をかいていたので、胴長を脱いで乾かした。午後の作業も
残り1キロのゴミ拾いだ。途中のキャンプ場で立ち枯れ木に大量のキノコを発見した。
近寄って見たらムキタケだった。近くにハイイロシメジも生えていて、思わぬ収穫が出
来た。カミさんへの良いお土産になる。                     

両手でゴミ袋を持って歩いていると両腕が痛くなってくる。瓶とか鉄とか重いゴミも多
く、腕の疲労が激しくなってきた。最後の目的地「清流苑」が見えて来たときはホッと
した。けっこうハードなゴミ拾いだった。「清流苑」前で最後の集合写真を撮って今回
の作業は終わった。そのまま軽トラで小学校まで送ってもらい、着替えて小菅の湯に向
かった。紅葉の季節のためか、小菅の湯は大混雑だったが、冷えた体を暖め、疲れを洗
い流して、クリーン作戦の1日が終わった。                   

大量のキノコが参加のご褒美・・・あとはまた明日から。