瀬音の森日記 377


秋田県「水と緑のサミット」に参加



2005. 7. 23


7月23日(土)秋田駅前のアルヴェホールで行われた「水と緑のサミット」に参加し
た。秋田支部の公式行事には一度参加したかったので、こういう機会に思い切って出か
けてきた。西木村ブースに便乗する形での参加だったのだが、実際は西木村ブースが小
さくて別の場所に独立して参加するような形になっていた。私はブナの葉しおりやポス
トカードを持って行った。飛行機の関係で到着が開場後になってしまったが、たまくら
さんやold-beanさんに笑顔で迎えて頂き嬉しかった。               

参加された秋田支部メンバーは、たまくらさん、old-beanさん、ぬま子さん、Zizouさ
ん、KKさん、やまあらしさん、森の熊太郎さんの7名で、渓酔さんは夕方の飲み会から
の参加だった。「水と緑のサミット」は秋田県内の自然保護団体や各種NPOなどが自分
たちの活動を報告したり、各種のイベント案内をしたり、手作りの製品を配布したり、
チェーンソーのパフォーマンスを披露したりという盛り沢山の内容であったのだが、惜
しむらくは一般の人々には難しい内容が多く、駅前という立地で開催している割りに観
客が少なかった。一般受けさせるのではなく、関係者に動員を掛ける方がこういった内
容のイベントは盛り上がる。この内容で一見さんに興味を持たせることは難しい。力の
こもった展示物もあっただけにもったいない思いで見ていた。           

講演やシンポジウムもあったが、内容はやはり難しく、事前に資料かなにかを配布され
てでもいなければ理解するのも難しい事ばかりだった。駅前で通りすがりの人を引き込
む内容ではない。試みとしては素晴らしいものなので、是非今後は内容を検討して、広
報を事前に的を絞って行う事を進めたい。興味ある人はたくさんいるはずなので、どう
興味ある人に知らせるかが全てだと思う。講演会は途中から誰も聞いていなかったので
はないだろうか。                               

「水と緑のサミット」の後には、近く保育園の納涼祭のイベントとして西木村の紙風船
上げを手伝った。西木村の阿部さんが保育園から依頼されたもので、保育園の体育館で
紙風船を仕上げるところから始まった。出来上がった紙風船3個を納涼祭会場のグラウ
ンドに運び、上げる時を待つ。ガスボンベやバーナーも準備万端で納涼祭の園児達の様
々な催し物を楽しんでいた。華やかな色とりどりの浴衣を着た園児達が飛び回る様は、
まるで沢山の金魚が水槽で泳いでいるようにヒラヒラとして可愛かった。      

いよいよ紙風船上げの時間になった。園児達が紙風船の回りを取り囲む。阿部さん緊張
の面もちでバーナーに点火する。ゴーっという大きな音と共に徐々に紙風船が脹らみだ
し、空に向かって立ち上がった。紙風船の縁を園児達に持たせ、阿部さんのかけ声で一
斉に手を離させると、紙風船はふわりと空に浮かび、ぐんぐん上昇していった。園児達
の大歓声が湧き上がった。紙風船は20メートルも上がっただろうか・・飛んで行って
しまわないように付けてあったヒモを引くとゆっくりと下降し、グラウンドに着地した
。そこへ歓声をあげて園児達が駆け寄り、みんなで紙風船を回収してきた。笑顔が弾け
ている。こんなに喜んでもらえるなんて、じつに嬉しい。             

その後さらに2個の紙風船を上げ、園児達の歓声に包まれて1日の疲れが吹っ飛ぶよう
な最高の気分になった。紙風船上げは大成功だった。来年も依頼されていたようなので
園児達は来年も紙風船上げを楽しみに待っていてくれるだろう。意気揚々と引き上げ、
会場をカフェレストラン「TURM」に移して慰労&懇親会が始まった。そこに渓酔さん
が自転車に乗って登場した。渓酔さんと会うのは昨年の東大富良野演習林勉強会以来で
、久しぶりに会う渓酔さんは真っ黒に日焼けして以前よりいっそう逞しくなっていた。

今日のイベントの話や紙風船の話、釣りの話などが次々と出てきてビールが進む。西木
村から来た阿部さんとさつきさんは車なのでビールが飲めずつらそうだった。秋田支部
メンバーは全員が自転車で参加していたので、ビールを飲んでいる。どうやら自転車が
秋田支部のキーワードのようだ。颯爽として若々しく行動的で素晴らしい。何より、み
んなが楽しそうなのがいい。                          

秋田のメンバーは颯爽と・・・あとはまた明日から。