瀬音の森日記 370


第6回 窯の屋根作り



2005. 5. 21/22


5月21日(土)22日(日)の二日間、炭焼き窯作りの最重要作業である屋根作りと
小屋作りを行った。参加者は渡部さん、kazuyaさん、河西さん、奥貫さん、稲垣さん、
岡島さん、加藤さん、白瀧さん、タンポポ屋台さん、しゃあさん、kurooの11名だっ
た。大勢の会員に参加してもらい有り難かった。                 

いよいよ炭焼き窯作りのクライマックスだ。大勢の会員に声をかけこの日の為に準備し
てきた。今日は一気に人海戦術で屋根を作り上げる。まず大きな舟に粘土を入れ、石や
木の葉を取り除く作業でスタートした。きれいにした粘土にセメントと石灰を入れ、よ
く混ぜる。粘土とセメントと石灰が完全に混ざり合ったら水を入れ、一気に練り固め、
泥団子を作ります。泥団子は20センチくらいの大きさにしてよくこねて叩いて空気を
抜くようにしなければならない。陶器作りの粘土こねと同じ要領だ。みんなでやるので
ワイワイと楽しい。                              

窯の屋根になるドーム部分にはムシロをかけ、屋根の形にカットする。渡部さんが杉田
さんの指示を聞きながらムシロをハサミで切る。全体が上手くカットされると屋根にな
る部分はスッポリとムシロで覆われた。先ほどの泥団子を慎重にムシロの周囲に並べて
整形して行く。最初の1段は炭窯の屋根の基部になるので、慎重に厚さを揃える。ここ
でも杉田さんの熟練の技が光っていた。次々と出される泥団子を手際よくムシロの上に
打ち付けるように並べながら、厚さが均等になるように調節しています。      

午前中はひたすら泥をこね、泥団子を作り、屋根に打ち付けてドームを作りました。半
分くらいの高さまでやったら昼になってしまった。全員で表面を丁寧に平らにして午前
中の作業は終了。泥で汚れたゴム手袋を洗い、管理棟に戻って食事をした。昼食は思い
思いに持参したものを食べ、午後の作業に向けて鋭気を養った。          

午後も同じ作業を続けた。大量の粘土とセメントと石灰を使って泥団子を作り、ひたす
ら屋根に並べる。全員のゴム手袋も泥だらけになり、腕は力が入らずだるくなってきた
。最終的に大きな舟で6杯分の泥団子を作った計算になる。徐々に屋根が出来上がって
きて、中央で泥団子を並べていた杉田さんはどうするのかと心配したら、最後はピョン
と飛び下りて仕上げの泥を投げつけて叩いて平らにしていた。じつに器用なものだ。滑
らかな曲線を描く屋根が出来上がった時は感無量だった。最後の仕上げにみんなで表面
を滑らかにする。そのきれいに仕上がった側面に一人一人が手形を押しつけて自分の手
形にサインをした。今日の参加の記念になるサインで末永く残ってくれれば、良い記念
になる。午後の作業はサインが完成し、集合写真を撮ったところで終了。じつに充実し
た1日だった。                                

渡部さんが炊事棟でササッとつまみを作ってくれた。もやし明太炒めをつまみに焚き火
の前で乾杯。いやあ、乾杯のビールが旨い。今日は前回好評だったカレーを作ってくれ
た。辛くて旨いカレーだった。焚き火を囲んで楽しい会話とお酒の夜が更けていった。

二日目の作業は炭焼き小屋作りだった。4箇所に縦穴を掘って柱を立て、正確に位置を
決めてから基礎をセメントで固める。この時、きちんと計らずに作業を進めていた為に
修正するのに時間がかかった。こういう基礎の作業は最初が肝心だと良く分かった。セ
メントで基礎を固定した柱の高さを慎重に計ってカットし、梁を乗せる。この梁を羽子
板金具で固定し、中央にツカを立てます。両サイドには桁を乗せて固定した。そして中
央に棟が固定され屋根の骨格が出来上がった。柱や桁や棟を準備しておいたので、ここ
までの流れがじつにスムーズで、見る見る屋根が出来上がって行くのを見ているのは楽
しいものだった。最後に垂木を1本1本固定して屋根の骨組みが完成した。あとはここ
に波板を張れば屋根が完成する。今回は波板を買っておかなかったので、屋根の仕上げ
は次回に持ち越しとなった。                          

予定通りに屋根が出来た・・・あとはまた明日から。