瀬音の森日記 356


にしきふれあいの森推進協議会



2005. 2. 21


2月21日(月)上野静養軒にて「にしきふれあいの森推進協議会」の会議が行われた
。私は西木村から協議会委員を委嘱されているので、瀬音の森代表として会議に出席し
た。田代村長以下、村の関係者以外では、神奈川育林隊の鈴木さん、ふるさと会の桜田
さん、鈴木さん、門脇さんなどが会議に参加した。この会議は「首都圏意見交換会」と
いう名前になっていて、年に一度定期的に行われている。当然ながら6月には西木村で
同じような形式の会議が開催され、その時はこちらから駆けつける形になっている。 

冒頭、田代村長の挨拶に村の合併が暗礁に乗り上げ、4月から仙北市として発足する事
が難しくなったと聞いてびっくりしてしまった。角館町が合併反対を訴えて住民投票を
やり直すらしい。再度3町村合併になるのか、それとも西木村十和田湖町の2町村合併
になるのか・・・予断を許さない状況らしい。村の人達も一様に困惑していて、ここに
来ての基本的枠組みの変化にとまどっている。平成の大合併という一連の合併には様々
な問題が叫ばれているが、西木村もその例外では無かったようだ。いずれにしても速や
かな決着が計られれば良いが・・・と少々心配になる。              

続いて、沢山会長の挨拶があり、会長を議長として討議が進められた。林政班の高橋さ
んから平成16年度の実績と17年度の事業計画が読み上げられた。実績的には参加者
数も安定してきており、事業の認知度が上がって来ている事が分かる。事業計画で今年
の予定が発表されたので、瀬音の森としても早めの告知が出来、参加者募集がやりやす
くなった点はありがたい。バスの利用方法などもここで検討された。        

会議のメインである意見交換に入った。課題は二つ、活動についての要望・意見、そし
て今後の活動について。要望・意見として様々な提案がなされた。活動時間・活動内容
の見直し、作業内容の見直し:各団体に任せる場所作り、グループ毎の割り振り、道具
の貸与・分配方法、参加募集の方法についてなど多岐に渡った。答えがすぐに出せる問
題は少なく、提案された事を検討しながら、すこしでもお互いに実り多い活動にするべ
く協力しようという事になった。                        

今後の活動については、やはり合併の問題がどう決着するかで流動的な部分があり、こ
ちらも今後の推移を注意深く見ながら検討していく事になった。この活動自体は村の合
併の動向に関係なく継続して行く事が確認できたのは良かった。せっかく始めた森作り
の活動が道半ばで頓挫するのは何としても避けたい。10年後、20年後のふれあいの
森をこの目で確認するのが協議会委員としての役目だと感じている。        

交流バスは今年も出して頂けるとの事。これも嬉しい。瀬音の森としてはバス代として
毎年積立金を繰り越しているが、使わずに済めばそれに越したことは無い。また、村長
から「みどりの基金」として510万円の基金が積み立てられている事が報告され参加
者から盛大な拍手があった。額に汗しながら続けてきた森作りと交流活動は都市住民と
西木村とのつながりを確実に太くしている。どんな形であれ、続けることが必要だ。評
価や結果は自然に後からついてくる。                      

久しぶりの秋田弁が新鮮だった・・・あとはまた明日から。