瀬音の森日記 338


小菅のじゃがいも掘り



2004. 8. 7


8月7日(土)小菅の畑でジャガイモ掘りをした。朝から暑い日だった。参加者は野村
さん、ひらり〜さん、猫ミュウさん、フクロウさん、にゃんこさん、kurooの6人だっ
た。集合予定の1時間前に着いたら、すでに野村さんとひらり〜さんが来ていて、すぐ
に作業を始めた。畑に入る道にあるイノシシ予防の電気柵を慎重に開けて入る。うっか
り電気柵に触れてしまったようでパチッとショックが指先から腕に走り、思わず「イテ
ッ!」と叫んでしまった。野村さんが笑っていた。イノシシ予防にはこれが一番と聞い
ていたが、なるほど、なかなか優れもののようだ。                

畑は草取りをしていないため、背の高い草が生い茂り、ここが畑だとは思えないジャン
グル状態になっていた。この畑は土が良いため、雑草も伸び放題に伸びている。まずは
この林のような草を取り除かなくてはならない。暑さでクラクラするような中で黙々と
作業が始まった。背丈以上にのびているのはオオマツヨイグサ。黄色い花は月見草と呼
ばれて可憐だが、茎はまるで木のように太い。これを引っこ抜き、畑の片隅に積み上げ
る。あっという間に月見草の山が出来上がってしまった。ママコノシリヌグイのツルが
繁茂していて手や腕に擦り傷を作る。腕はあっという間に傷だらけになってしまった。
野村さんが「だから言ったでしょ、長袖でないとダメだって」とニヤリと笑う。ちょっ
と悔しい。                                  

あらかた大きな草が片づいたところにフクロウさんとニャンコさんが到着。汗まみれに
なった先行組が待っていると、入り口でフクロウさんの叫び声が・・・どうやら電気柵
に引っかかったらしい。先行組は顔を見合わせて、思わずニヤリと笑う。      

草をむしっているうちからジャガイモがころころと転がり出る状態で、豊作なのは分か
っていたのだが、掘ってみてびっくり。本当にたくさんのジャガイモが出てきて、畝を
2本掘っただけでストップしてしまったのだ。これ以上掘っても、持ち帰る人がいない
だろうというくらいのジャガイモが出てきてしまったのだ。皆で相談して、これ以上掘
るのは止めることにした。掘った畝はメークインだったので、奥の男爵芋を何人かで掘
って加えた。全ての芋を山積みにして全員で分配する。私もフクロウさん夫婦も畑をや
っているので自分のジャガイモがあるので、それほど沢山のジャガイモは必要無いのだ
。多すぎて腐らせるよりこのまま畑に置いて置く方が良い。            

作業を終えて、川で手足を洗う。暑さでこれ以上続けると熱中症になりそうだったので
川の水の冷たさが有り難かった。手足を洗いながら目の前の石に手を突っ込んだら、手
に魚の感触が!・・思わず真剣に魚を取りにかかった。石の下で何度か手で追い回して
、偶然に手のひらで捕まえた魚を引っ張り出したら、20センチくらいの綺麗なヤマメ
だった。箸の上から一部始終を見ていた参加者から歓声が沸いた。魚の手づかみなんて
子供の頃に還ったようで、なんか気分良かった。                 

川の上にはアキアカネがたくさん飛んでいて、そろそろ秋に近づくことを思わせてくれ
たが、まだまだ暑い。河原で流しそうめんをやる計画だったが、この暑さではとてもそ
んな事は出来ないので、そのまま「小菅の湯」に向かい、食堂でザルソバを食べること
にした。                                   

いやはや、暑い日だった・・・あとはまた明日から。