瀬音の森日記 305


ログハウス用杉の皮むきは中止



2003. 9. 20


9月20日(土)21(日)の二日間でログハウス用杉の皮むきを行う予定だったのだ
が、前日までの天気予報があまり良くない。土日は二日間とも雨の予報で、山沿いは激
しく降るということなのだ。とにかくイベントの前に天気予報が悪いと気を揉むことに
なる。とにかく、朝早く起きてその時点の天気で判断しようと早めに寝た。     

翌朝未明、激しい雨の音で目が覚めた。急いで起きてテレビをつけ、天気予報を見た。
予報は昨日よりも悪くなっている。さて、どうするか・・・中止するなら早く連絡しな
くてはならない。その時一段と激しくなった雨音を聞いて「中止」の決断をした。山仕
事で雨は大敵だし、今回は初めての場所なので慣れていない事もある。今回の参加予定
者は渡部さん、チェさん、ハミングウェイさん、あきおさん、佐々木さん、安谷さん、
ユーリさん、ゆうさんと友人の9人だった。                   

すぐに参加者に連絡を取った。渡部さん、チェさん、ハミングウェイさんにはすぐに電
話で連絡がついた。佐々木さん、あきおさんはハミングウェイさんと同行なので大丈夫
。ユーリさんも大丈夫だった。みんな快く納得してくれた。安谷さんには電話番号が分
からなかったので、メールを打った。現地に近い人なので間に合うはずだ。ところが、
一組だけ連絡がつかない参加者がいた。東京のゆうさんと友人の二人にどうしても連絡
が取れない事が分かった。さて困った。どうすればこの二人に「中止」の連絡が取れる
だろうか。                                  

いろいろ考えたり探したりしたのだが、どうしても連絡がつかない。芦ヶ久保駅に9時
待ち合わせとなっている。時間はすでに6時半。仕方ないので中止は決定したが待ち合
わせの時間に間に合うように出かけることにした。緊急の際の連絡方法を確認していな
かったのだから仕方ない。途中で携帯に連絡が入りますように・・・と祈りながら家を
出発した。外は台風のような大雨が降っていた。                 

関越高速から圏央道の狭山日高インターまで走り、国道299号を一路秩父に向かって
ひた走る。雨は少し弱くなってきた。携帯に電話はかかってこない。何とか9時前に芦
ヶ久保駅に着き、ゆうさんの乗った電車を待つ。雨がだいぶ小降りになってきた。電車
が到着し、何人かの登山者と一緒にゆうさんが改札を出てきた。久しぶりに会ったので
挨拶を交わし、イベントが中止になった事を告げた。二人とも落胆していた。それはそ
うだろう、朝早くから起きて支度してここまでやってきて、挙げ句に「中止」ではガッ
カリだっただろう。私は天気と作業内容を考えて中止を決めたのだが、この小雨なら出
来ないことはない。中止は早計だったかと少々悔やんだ。             

二人と相談してミニ秩父観光をすることにした。といっても、この先にある私の畑に行
って野菜の収穫をして二人に持ち帰ってもらおうというものだ。車に二人を乗せ、今度
は畑を目指す。この雨では畑仕事は出来ないが、収穫くらいは出来るだろう。車内には
小野リサのボサノバが流れ、小雨の中の秩父路ドライブとなった。         

国道299号を北上し、小鹿野町に入る。札所31番の手前に畑があり、そこに向かう
。畑は案の定ぬかるんでおり、歩くだけでどろんこになってしまいそうだ。本当ならこ
ういう時は入らない方が良いのだが、今日は特別だ。チンゲンサイとルッコラ、ラディ
ッシュを収穫し、二人に持ち帰ってもらう。その後、札所31番手前の観音茶屋に行き
休憩した。ここで秩父路のお土産を買った。私は源作印の赤ワインGKTを買った。  

お昼時になったので、小鹿野町の割烹「たじま」に行った。ここは私の高校時代の友人
がやっているお店で、うなぎの蒲焼きが美味しいお店なのだ。せっかく来てもらった二
人においしいウナギを食べてもらいたかった。私も畑仕事の際にはお昼をここで食べて
いるので気の置けない店なのだ。二人にも喜んでもらって何よりだった。      

今回の反省:緊急連絡先はイベント前に必ず確認しておくこと。          

小雨の秩父路小旅行も楽しかった・・・あとはまた明日から。