瀬音の森日記 256


秋蕎麦畑のイノシシ除け柵作り



2002. 9. 21/22


9月21日(土)22日(日)の二日間、小菅の秋蕎麦をイノシシから守る柵作りを
した。参加者は渡部さん、加藤さん、稲垣さん、岡島さん、しゃあさん、野村さん、
わたるさん、kurooの8人だった。(猫ミュウさんが夜の宴会だけ参加した。)  
     
オニグルミの実がたわわに実り、ウドの花も色濃く種を熟させる穏やかな秋模様の小
菅だった。秋蕎麦は花が盛りで、そろそろ実が重くなる時期になる。昨年は実りの時
期にイノシシに全部食べられてしまい収穫出来なかった。今年はイノシシに負けない
柵を作ろうと蕎麦好きが集まり、しっかりした柵を作ろうということになったのだ。

まず、山小屋に登り、作ってあった杭をロープで引きずり下ろす。担ぎ上げるのとは
違い楽な作業だった。山小屋から脚立とカケヤを杭と一緒に下ろし、それを使って長
い杭を真っ直ぐに打ち込む。脚立に乗ってカケヤを振り下ろして打ち込む作業がひた
すら続けられ、その間、野村さんがバンセン(太い針金)の買い出しに走る。バンセ
ンを使って杭の外側を巻き、針金の柵を作ろうというものだ。          

私は秩父の山から実生苗を採り、家のプランターで育てていたヤマザクラの苗を畑の
隅に移植していた。プランターでは大きく育てられず、虫がついて葉が無くなってし
まったヤマザクラなのだが、畑に植えて大きく育ててから小菅の山に植え替えようと
いうものだ。2年くらい育ててから小菅の森に移植すればしっかり根付くと思う。 
渡部さんと竹を切ってきて、渡部さんは竹ペグ作り、私は竹のヤマザクラ目印を作っ
た。午前中はほぼそんな作業で終わってしまった。               

昼食後は太いバンセン(針金)を下から杭に釘で打ち付けて畑をぐるりと囲んでいく
作業をした。わたるさんが引っ張り、稲垣さんがU字釘で杭にバンセンを固定する。
ピンと張られたバンセンは立派な柵になりそうだ。バンセンが足りなくなり、野村さ
んが再度買いに走る。この柵ならイノシシにだって簡単に破られないはずだ。   

15センチ幅のバンセン柵が出来上がった。今度はそのバンセン柵を縦に細い針金で
マスを作るように編み込んでいく。かなり手間のかかる作業で、完成する前に4時過
ぎてしまい、その作業を翌日に持ち越すことにした。温泉に入りたい人がいて、これ
以上作業すると温泉に入れなくなるからだ。                  

温泉に行く人と、山小屋で先に宴会する人に別れた。宴会組はわたるさん、しゃあさ
ん、渡部さん、kurooの4人で、いつもの顔ぶれだった。山小屋に着くと、まずはビ
ールで乾杯。すぐに炭熾しにかかる。炭が熾り焼き物が始まると日本酒が出て、すぐ
に宴会モードに突入してしまった。そのうちにお風呂組も登ってきて合流し、本格的
な宴会に突入した。岡島さんは「せっかく温泉で汗を流したのに、山登りで汗びっし
ょりですよ〜」と大汗を流しながら苦笑していた。               

わたるさんが食当で、サンマ、厚揚げ、焼き鳥、豚トロなどが次から次に炭火の上に
乗せられて焼かれた。みんな旨くて旨くて・・2升のお酒、バーボン、ワインなどと
楽しい時間を満喫した。私はお酒の回りも早いのだが、沈没するのも早くて、渡部さ
んのギターに合わせて懐かしのフォークソングを歌っていたかと思うと、そのまま小
屋の寝袋に倒れ込んで寝てしまった。情けなし・・・              

朝はしゃあさんの「朝プシュ!」で目覚めた。喉が渇いていて、水場に行くついでに
冷やしてあったビールを持ってくる。みんながそれぞれに缶ビールを取り「プシュ」
と開ける。朝プシュ!の始まりだ。これが旨いの何の・・本当に乾いた喉にしみこむ
旨さなのだ。あまりお酒を飲まない渡部さんなどはあきれた顔をして眺めている。 

わたるさんが作ってくれたラーメンとうどんを食べ、1日が始まった。小屋の回りの
草刈り。元気の無かったマメザクラに大きな葉のシュートが3本も出ていたので喜び
、植えたコシアブラに目印の杭を立てる。山小屋での作業をそれぞれに終え、柵作り
の為に下山したのが9時半ころだった。                    

細い針金でマスを作る縦編みは根気のいる作業で、みんなで手分けして黙々と取り組
んだ。その甲斐あって午前中でしっかりした針金の柵が完成した。これでイノシシの
被害は無くなるだろう。しかし、この柵では猿や野鳥は防げない。ただ、周辺の畑も
みな同じ方法なので、多分大丈夫なんだろう。11月には美味しい秋蕎麦を食べたい
ものだ。作業終了と同時に雨が降ってきた。移植したヤマザクラにとっては恵みの雨
になりそうだ。                               

果たして無事に蕎麦は収穫できるのか・・・あとはまた明日から。