瀬音の森日記 254


小菅・秋蕎麦草取り・杭作り



2002. 8. 17


8月17日(土)小菅の蕎麦畑の草取りと山小屋で杭作りをした。朝から暑い日だっ
た。今回の草取りに集まったのはしゃあさん、みきちゃん、山口さん、慎二君。そし
て奥多摩駅から同乗した長南さんと奥さんのかんなさん、kurooの7人だった。  

先々週種を播いた秋蕎麦がもう20センチほどに成長していたので驚いてしまった。
さっそく全員で並んで草取りをする。雑草はそれほど多くなく、作業は順調に進んだ
。雨が降った後だったのか、土が湿っていて柔らかくて草を楽に取ることが出来た。
蕎麦を踏まないように注意しながら草を取り、1時間半ほどでほぼ終えることができ
た。ちょうどお昼のサイレンも鳴ったので河原に下りて昼食の準備を始めた。   

河原の中州で石でかまどを組み、鍋をかける。薪を燃やし湯を沸かす。うどんを茹で
て川の水で洗いザルに取る。そしてビールで乾杯!暑い中で動き回った後のビールは
旨い。薬味のネギやキュウリを散らした冷やしうどんもじつに旨い。畑にいくつか残
っていたじゃがいもも茹でて食べた。                     

午後は山小屋に登り、畑の柵作りに使う杭を作る。昨年の秋蕎麦は収穫間近に猪の襲
撃を受けほとんど食べ尽くされてしまったので、今年は柵を補強して猪に食べられな
いようにしようというのだ。柵作りはまだ先だが、杭は切って乾燥させておかなけれ
ばならないので、今日の作業となった次第だ。暑い中大変な作業だが、おいしい秋蕎
麦を食べるためには欠かせない作業である。                  

身支度して山を登る。ビールを飲んでしまったせいか、足が異常に重い。体中から汗
が流れ落ち、山登りがきついこときついこと。みんな反省しきりだった。そんな状態
だったのに、山小屋に着いたとたん缶ビールを開ける音がするのだから困ったもので
ある。                                   

一休みしてから間伐作業に入る。この時期のヒノキは皮がすぐにむけるので、なるべ
く細いヒノキを間伐して2メートルに玉切りし、皮を剥く。皮むき道具は竹を割って
作ったもの。これがツルリと皮を剥くのに必携の道具なのだ。剥き終わったら細い方
を鉈で尖らせる。杭にするのだからここまでが作業となる。2時間ほどで15本の杭
を作ることが出来た。久しぶりの間伐はきつかった。              

作業はすべて終了し、汚れた手足を洗って夕食の準備に入る。慎二君が薪割りをして
いる。デッキの上で炭火が熾され、ガスコンロには鍋が乗せられた。山口さんが慣れ
た手つきで鍋の材料を切り分け、しゃあさんが焼き鳥を焼き、長南さんが焚き火でウ
インナーを焼く。良い香りが山に漂い、冷えた日本酒が取り出される。竹チョコに注
がれた冷たい日本酒の旨いこと。炭火で焼かれた焼き鳥の香ばしいこと。     

みきちゃんが出してくれたガーリッククラッカーとチーズを食べ、かんなさんが持参
した白ワインを飲み、冷や奴ときゅうりをキムチ味噌で食べ、日本酒を飲み、山口さ
んが焼いてくれたなす焼きを食べ、日本酒を飲み、興がおもむくままに話が弾む。こ
ういう時間が欲しくて作業に参加する人がいるというのも分かる気がする。    

ゴーヤを刻み、豆腐とポークランチョンミートを炒めたものに合わせてゴーヤチャン
プルーを作る。これを食べながら、みきちゃんが持参した沖縄の古酒泡盛を飲み、長
南さんが作ってくれたゴルゴンゾーラペンネを食べ、赤ワインを飲み・・・・・・・
記憶が無くなってしまいました。(轟沈)                   

記憶が飛ぶ、韓国ではフィルムが切れたと言う・・・あとはまた明日から。