瀬音の森日記 240


豆焼沢渓畔林植樹イベント初日



2002. 4. 13


4月13日(土)と14日(日)の二日間、秩父東大演習林内の豆焼沢にて渓畔林再
生の為の植樹を行った。これは昨年植樹した苗木が鹿の食害でほぼ全滅してしまった
ため、再度渓畔林再生にチャレンジする植樹だった。幸い天気も良く、集合場所の出
会いの丘には大勢の参加者が集まってくれた。演習林からのトラックも到着して準備
が整ったところでkazuyaさんから今日の作業説明を受ける。           

午前中は全員で土運びをした。黒土一袋10kg×120袋。腐葉土22kg×20袋。
苗60本、道具類多数・・・みんなで一斉に取りかかった。20キロ以上の重量をザ
ックや背負子で背負い、100メートル下の河原を目指す。股がぱんぱんに張り、膝
がガクガクしてくる。汗が額から流れ落ち、すぐに呼吸が荒くなる。背負って下るだ
けなのに、これほど疲れるとは思わなかった。手に重い苗を持っているので、体のバ
ランスがうまく取れず、疲労がさらに重なっていく。              

河原で休憩して今度は山登り。急斜面を登りまた大汗を流す。結局3往復の荷物運び
をした。多い人は4往復、中には5往復という女性もいて男性陣は少なからずショッ
クを受けていたようだ。男性では藪の高橋さんと志村さん、女性ではEMIさんがトップ
だった。皆さんのがんばりで予定通り午前中で土と苗運びが終わった。これは本当に
すごいことだ。まさかこんなに早く終わると思っていなかったので、じつにマンパワ
ーの偉大さを実感した。                           

河原で思い思いに休憩して昼食を摂る。初参加の人や久しぶりに参加する人達と語ら
うのが楽しい。河原に人が集まっている。見ると、はるか上空豆焼き橋の横にカモシ
カが1頭こちらをじっと見ている。双眼鏡を借りて見ると、まだ冬毛をモコモコさせ
たニホンカモシカだった。しばらくこちらを見下ろしていたが、そのうちその場に丸
くなって寝てしまった。我々の大騒ぎが彼を起こしてしまったのかもしれない。  

午後から問題の植樹。今回は大きな苗を植えること、そして鹿の食害に対する様々な
手法を実験する。ヘキサチューブという白いプラスチックチューブで苗を包んでしま
う方法。また、トウモロコシ繊維ラクトロンで作ったネットをかぶせてしまう方法。
「ザ・バーン」という繊維で樹皮をガードする方法。挿し木、種まき、種と泥を練っ
た団子にして岩陰にたたきつける方法など様々な方法を駆使して渓畔林の再生を目指
す。今日は苗を植える事が作業だった。ラクトロンの専門業者の指導も受け、4班に
分かれた参加者が作業を始めた。                       

ツルハシやトウグワで30センチの深さに穴を掘り、図面に合わせて苗の種類と植え
方を確認して作業を進める。植えた苗はシオジ20本、ケヤキ20本、カツラの大苗
20本。第1班は、にん2さん、みきちゃん、しんちゃん、でんでん、EMIさん、も
〜さん、長南さん、斉藤さん、河西さん、尾崎さん、平山さん、細田さん、横澤さん
、にゃんちゅうさんの沢登りチーム14名。第2班は安谷 修さん、藪の高橋さん、
渡邊さん、ひらり〜さん、加藤さん、JICKYさん、ユーリさん、大村さんの8名。第
3班は渡部さん、澤田さん、澤田君、奥貫さん、井上さん、ハミングウェイさん、琥
珀さん、吉田さんの8名。第4班はkuroo、わたるさん、渡辺さん、染谷さん、しゃ
あさん、内田君、吉川さん、謙太郎君、裕次郎君、英理香ちゃんの10名。総勢40
名での作業だった。                             

作業は順調に進み、各班とも午後4時までには終了した。道具をかたづけて斜面を登
り、車に分乗して学生宿舎に向かう。宿舎では食事の準備、寝床の準備などを手分け
して行い、5時からの夜学に備えた。夜学は大滝村古老で現在は民宿経営をしていて
、昔は林業会社を経営していた小河友義さんの話を聞いた。興味深い話が続き、参加
者も真剣に耳を傾けていた。                         

夜学の後は待ちに待った夕食。ハミングウェイさんと吉川さん、渡辺さんが作ってく
れたカレーライス、豚汁、焼き鳥、その他つまみ各種が出されて、ビールで乾杯とな
った。後はもう蜂の巣を突いたような会話の爆発。誰とでも語り合い、飲み合い、延
々と宴会が続いていった。とてつもないお酒の量が消費されていく。今日は力仕事だ
ったし、これも致し方ないところだ。                     

それにしてもみんな元気だ・・・あとはまた明日から。