瀬音の森日記 232


山小屋作り&棚作り



2002. 2. 9/10


寒いことは覚悟して出かけたのだが、舩木山荘に下る道が除雪の雪の壁になっていて
車が通れない状態になっていたのはショックだった。車から手斧を取り出して、氷に
なった雪の固まりを砕いて畑に投げ下ろした。この作業ですっかり体も暖まったのだ
がだいぶ疲れた。その壁を通り抜けたあとはスムーズに河原まで下りられた。   

チェーンソーと荷物を担ぎ、食材を持って山を登る。山道は雪が20センチくらい積
もっていたが、固く締まっていて歩きやすい道だった。剣付き長靴は雪道では最強だ
とつくづく感心する。山小屋の周辺は雪で埋まっていた。ブルーシートの屋根が雪に
潰されていたが、山小屋本体はまったく雪の影響はなかった。          

最初の仕事は角材を使って靴脱ぎ場所を作る作業だった。これだけ山小屋が完成して
くると、室内と屋外をはっきり分けなければならない。長い角材を小屋の正面に置い
て、その上でで靴を脱ぐようにしたい。杭をカケヤで打ち込んで高さを合わせてチェ
ーンソーで切り、その上に角材をカスガイで固定した。これで靴脱ぎのスペースが出
来た。ちょうどその時、稲垣さんが大きな荷物を担いで登ってきた。水場の設置用に
大きなポリバケツを担いできたのだ。                     

すぐにハミングウェイさんもやってきて、稲垣さんと二人で南側の窓を修理する。窓
の枠が歪んでいたのを真っ直ぐに直す作業だ。私は北側の壁に突き出しの大きな棚を
作る作業に没頭していた。床に荷物を置くと座る場所も無くなってしまうため、大き
なザックなどを収納できる棚が欲しいのだ。寸法を正確に計り、箱を作って据え付け
る形にしたいのだが、なかなか思うように出来ない。              

今日はとにかく寒い。小雪がちらつくような天気なので稲垣さんにお願いして昼は鍋
料理を作ってもらった。暖かい鍋料理を食べてやっと人心地ついた。午後は稲垣さん
が水場の工事、私は北側の棚作り、ハミングウェイさんとしゃあさんが壁ログ加工を
した。雪の残る斜面でこうした作業をしているとしんしんと冷え込んでくる。午後3
時、やっと棚が出来上がった。苦心惨憺の出来ではあるがなかなか使いやすい棚だ。

焚き火にあたる為のベンチをしゃあさんと二人で作った。杭を打ち込んで水平に切り
、角材をかすがいで固定すると素敵なベンチの出来上がりだ。これで焚き火も楽しく
なる。薪割りをして今夜の薪を作り、ベンチに腰を下ろしてバーボンを出せば作業は
もう終わり、宴会の始まりだ。                        

夕方稲垣さんは帰り、ハミングウェイさんとしゃあさんと私の3人になった。早速焼
き鳥が出されて炭火で焼かれる。しゃあさんがワイルドターキー12年ものを出す。
まるで取り合うように飲む。これが旨い。寒さも忘れて話が弾む。小一時間焚き火の
周りで飲んだ後山小屋に移動してステーキを焼く。これもまた旨い!ハミさんが選ん
だ最高級のサーロインである。赤ワインが出されて回される。これまた旨い!!! 

翌朝、焚き火の横で飲んだビールはカラカラに乾いたのどをキュィ〜ンと冷やしてく
れて最高だった。朝飯はハミさんが作ってくれたお雑煮。これまた優しい味で絶品で
した。山で食べる食事は何でこんなに美味いんだろうか・・また太ってしまった。 

二日目の作業はしゃあさんとハミさんがドア横の縦ログの加工。私は南側の壁に昨日
と同じように棚を作ること。作業手順が分かっているので昨日よりも気持ちは楽だ。
小屋の中を木屑でいっぱいにしながら凍えた手に息を吹きかけながら鋸を引く。作業
は順調に進んで午前中で全て終わった。ドア横の縦ログもきちんとはめ込まれた。暗
い空からは間断なく細かい雪が降り続いている。                

今日は昼上がりで作業終了・・・あとはまた明日から。