瀬音の森日記 215


多摩源流クリーンアップ作戦に参加



2001. 11. 3


11月3日(土)小菅村全村で行われる「多摩源流クリーンアップ作戦」に瀬音の森
として参加した。あいにくの曇り空だったが集合場所の小学校の校庭には220人も
の人が集まっていた。瀬音の森からの参加者はわたるさん、猫ミュウさん、土筆さん
、野村さん、渡部さん、川端さん、稲垣さん、ハミングウェイさん、内田さん、そし
てkurooの10人だった。開会の挨拶の中で「瀬音の森」という名前を紹介してもら
い恒例となった拍手をもらった。こういう活動を通して確実に名前が浸透していくの
だと思う。瀬音の森は参加者が真面目に作業するのも自慢のひとつだ。      

我々は漁協の皆さんと一緒に河川周辺の清掃を担当する。3班に分かれて上流・中流
・下流に分散して作業することになった。私と野村さん、川端さんの3人は中流に入
ることになり、軽トラの荷台に載って村営釣り場から下流の河原を清掃に向かった。
野村さんと私は長めの長靴だったが、川端さんは短いゴム長だったのですぐに水が入
ってしまい、そのうちじゃぶじゃぶと水の中を歩いていた。冷たかったと思う。  

ゴミ袋を持って河原を歩いていると、いきなり絨毯を発見。水を含んでずっしりと重
い絨毯にいささかたじろいだが必死でまるめて袋に詰め込む。半分くらいしか入らな
いので、そのまま担ぎ上げて車に運んだ。重かった。今回は空き缶などのゴミは比較
的少なく、その代わり鉄筋だとか鉄板だとかのゴミが多かった。軽トラの荷台はすぐ
に一杯になってしまった。電気モーターも重かった。              

川と軽トラを往復しながら下流へ下流へと進む。キャンプ場で下流組と合流し、一旦
ゴミ処理場に一杯になったゴミを運んだ。清流園というゴミ処理場でしばしの休憩。
缶ビールが支給された。体力を使う作業なので素直に缶ビールは嬉しい。清流園周辺
の紅葉が真っ盛りでカメラマンが紅葉の写真を撮っていた。           

その後は支流の白沢川に入った。ここは水量も少なく長靴でも問題なく渡ることが出
来た。地元の人と猿の話や猪の話で盛り上がる。少し前に猪18頭の群と35頭の群
れが林道を歩いていたそうな。そんな数の猪の群れがが襲うのだから蕎麦も食われて
しまう訳だと納得する。村の人とこうした会話が出来て、瀬音の森という名前が浸透
してくれれば今後の活動にも弾みがつくというものだ。             

河川周辺よりも林道終点とか、峠周辺に粗大ゴミが集中していたようで、何度も往復
する軽トラを見た。家電製品の処理法のせいなのか、有料のゴミ処理場に出さず、山
に捨ててしまう。モラルの問題なのだと思うがやりきれないものを感じる。釣り人が
原因となるゴミがほとんどなかったのが救いと言えば救いだった。        

白沢川から本流に戻り、上流組とも合流して、ゴミを満載した軽トラを中心に記念写
真を撮る。何だか寒くなってきて、軽トラの荷台であたる風が冷たくなってきた。清
流園にゴミを下ろし、小学校に戻ると大部分の人が終わったところだった。我々にも
昼食のおにぎりと缶ビールが支給された。何か暖かい飲み物が欲しいところだが、無
い物ねだりをしても仕方ない。校庭にブルーシートを敷き、その上に輪になって昼食
を食べた。                                 

ゴミのない川はじつにきれいだ・・・あとはまた明日から。