瀬音の森日記 206


ログハウスの基礎工事



2001. 9. 15


9月15日(土)小菅のログハウス作りに行った。車には床材となるラワン合板が6
枚と根太になる角材10本が積んであって運転席意外は満杯状態。奥多摩駅で初参加
の長南さんをピックアップ。小菅までの間狭い車内で窮屈な思いをさせてしまった。

集合場所の舩木山荘前にはすでに猫ミュウさんと山口さんがいて、すぐにハミングウ
ェイさんとオブザーバーの内田兄弟がやってきた。挨拶もそこそこに、すぐに荷揚げ
の相談になった。どうやって畳と同じ大きさの合板を担ぎ上げるか。太いカスガイを
打ち込んで取っ手にして、ロープで肩がらみにする方法がベストだろうという事にな
り、私と山口さん、長南さんは先に山を登る。                 

猫ミュウさんとハミさん一行は後から来ることになった。山登りは相変わらずきつい
が、後ろの長南さんは息も切らさない。さすがに沢登りのエキスパート、鍛えかたが
違うのだと実感した。「いやあ、いつも遊んでいるだけですから」と謙遜する。  

現場で準備しているとすぐに猫ミュウさんとハミさん一行が板を担いで登ってきた。
すぐに作業に入る。猫ミュウさんとハミさんはトタン板を切って20本の基礎柱に釘
で打ちつける作業。長南さんは荷揚げの続行、まだ角材が残っている。山口さんは丸
太を切って筋交いを44本作る作業。私と内田兄弟は4本の土台の刻み作業をする。

土台用の丸太を作業台にセットし、レベルを使って中心の垂直線と水平線を引く。末
口と元口の線を結んで墨つけし、カットラインとする。カットラインを水平にセット
し、チェーンソーで平面カットする。でこぼこをカンナで削って平らにし、レベルを
当てて水平の確認と微調整をする。                      

吉川さんとオブザーバーの鵜飼さんがやってきた。中央道が大渋滞で遅れたようだ。
二人には柱のトタン巻きを手伝ってもらう。皆、それぞれの作業に没頭する。今の作
業だけを見ると、本当にこれが床とか基礎とかになるとは思われない。全体進行の行
程図のようなものが必要だと感じた。                     

一人の若い人が山を登ってきた。聞くと、舩木さんから紹介されて作業を見に来たと
言う。千葉大の学生、森さんである。見るだけではなく手伝ってくれるとのこと、あ
りがたく筋交い作りを手伝ってもらう。聞けば、瀬音の森の事はインターネットで知
っていて興味を持っていたとのこと、嬉しいことだ。              

午後、筋交いに釘を打ち込む段になって、釘が大量に必要になった。用意した釘では
まったく足りず、準備不足を露呈してしまった。結局、夕食前に吉川さんに買い出し
に行ってもらうことにして、その作業は翌日まわしとした。長南さんはカンナかけを
手伝ってくれた。                              

3時で作業は終了。やり残した丸太にはそのままシートを掛け、荷物を小屋に入れて
山を下る。思い思いに着替えて小菅の湯に行く。ハミさんは食事の買い出し、吉川さ
んは釘の買い出しをしてから小菅の湯に回る。小菅の湯は土曜日ということもあり、
すごい混雑だった。疲れた体を温泉でほぐし、上がった休憩室で飲む生ビールの旨さ
、一日の疲れが飛んでいく。飲みながら明日の作業段取りを説明する。予定通りに行
けば床張りまで出来る、そう話すとみんなの顔が輝いた。            

ほろ酔い気分で山荘に帰るとハミさんの手でバーベキューの準備が出来ていた。炭火
が熾り、デッキに椅子が並べられた。缶ビールが開けられグラスにビールが注がれる
と宴会の始まり。アグリカルチャー部の畑で出来た茄子が焼かれる。山形牛が焼かれ
、ピーマンが焼かれる。ビールの後には赤ワインが開けられた。星を見ながら宴会は
続く。明日も天気は良さそうだ。カミさんに電話したらレッズは負けたそうな・・・

予定通り2時間で沈没・・・あとはまた明日から。