瀬音の森日記 151


わさび収穫とキノコ狩り



2000. 10. 14


10月14日(土)朝9時、舩木山荘前に集合したのは、kuroo、わたるさん、猫ミュ
ウさん、土筆さん、野村さん、稲垣さんの6人だった。今日は舩木さんのわさび収穫の
お手伝いとキノコ狩りを楽しもうというのだ。明日は秋蕎麦の刈り取りやわさび漬け作
りが予定されているが、私は明日用事があって、今日だけの参加だ。        

来る予定のNOBEさんが遅れている、どうやら中央高速で渋滞につかまっているらしい。
待っている訳にもいかないので、全員背負子を持って舩木さんの家に行く。2台の車に
分乗して松姫峠に向かう。松姫峠からは大菩薩峠への登山道を歩く。登山道は広葉樹の
森の中を伸びていて、時期がらきのこの匂いがぷんぷんしている。目は自然にキノコを
探すようになってしまい、全員が周りを見回しながら歩く。            

舩木さんがハナイグチを発見!赤いきれいな頭が落ち葉の間から覗いている。私はクリ
タケを発見した。登山道ですれ違ったおじさんは籠と両手に一杯のハナイグチを持って
いて、これには全員びっくり。あるところにはあるのだ・・・とこれから先の道に期待
を寄せる。何となく怪しいカラマツ林に飛び込むと、そこにはハナイグチの群生が! 
「あった、あった。やった、やった。」と袋にハナイグチを詰め込む。すぐに一杯にな
ってしまったので、先行した人達を追う。                    

追いついて訳を言うと「籠を持って行こう。」という事になり、わたるさん、猫ミュウ
さん、土筆さんの4人でカラマツ林に戻った。再度ハナイグチの群生を発見、全員で良
いのを選んで採りまくる。もう充分というくらい採って、いそいで先行している人達を
追いかける。沢づたいに下り、わさび田を目指す。途中でもクリタケや名の知れないキ
ノコを追加してほとんどピクニック気分だ。                   

沢の水音が聞こえてきた。ところが、道が沢からはずれて水音が聞こえなくなり、さす
がにこれはおかしいと下って来た道を戻る。下りでは気にならなかったが、登るとなる
と急な道で、大汗をかいてしまった。結局大声で叫んで場所を確認して、声を頼りに山
の急斜面を下る羽目になってしまった。キノコばかり見ていて、肝心の目印を見ていな
かったのだ。反省、反省。                           

やっとわさび田に着いたのが昼になってしまい、作業の前に昼食を摂る。私は採ったば
かりのナラタケを入れてラーメンを作って食べた。旨かった。おにぎりを入れたキノコ
雑炊も食べた。旨かった。稲垣さんが運んでくれた缶ビールも旨かった。      

さて、腹がいっぱいになったところで、わさびの収穫に入る。畑一枚分のわさびを収穫
し、苗と漬け物用に分ける。苗は収穫した畑に植え込み、漬物用は良く洗って葉を千切
る。こうして出来上がった漬物用のわさびは、束にして背負子で背負って降りることに
なる。こうして書くとメインの仕事が簡単に終わってしまったようだが、実際は終わっ
たのが3時半くらいと結構大変な作業だった。腰が痛い・・・。          

足場の悪い道を下りながら、カラマツ林に入ったところ、またしてもハナイグチの群生
を発見。わさびを背負ったままカラマツ林の中を走り回り、歓声に次ぐ歓声で大騒ぎ。
自分がまるで子供になったようでおかしいやら楽しいやら・・・本当にキノコ狩りは我
を忘れてしまう。舩木さんの奥さんも大はしゃぎだった。ここでも大量のハナイグチを
採り、キノコ採取用に持ってきた籠は二つとも一杯になってしまった。大漁、大漁。こ
んなにキノコを採ったのは初めてだ。                      

大満足で急坂を下る。膝が笑ってしまうような急坂だが剣付き地下足袋は滑ることもな
くしっかりと道を踏みしめてくれる。山登りも下りもこの地下足袋が一番良いように思
えてきた今日この頃である。渓流沿いの道をイワナの影を楽しみながら下る。この川は
禁漁なので、魚影がすこぶる濃い。イワナが走る川を見ながら歩くのもいいものだ。背
負ったわさびもここまで来ると軽く感じる。                   

車道に出て、わさびをデポし、空荷になって山荘目指して歩く。下りの道は楽だ。アケ
ビを探したり、ヌルデの虫嬰を見つけたりしながらワイワイと歩く。秋の山道は楽しい
ものがいっぱいある。堰堤の下には1号の糸を切る大イワナがいるらしい。「おかしい
なあ、ここは禁漁のはずなのにね〜」などと声が飛ぶ。              

4時半山荘着。車を出して舩木さんの家に行く。キノコを庭に広げて選別作業をやって
いた。改めて大量のキノコに驚く。私はこのまま帰らなくてはならないので、キノコを
少し分けてもらった。家に帰って今日はキノコ鍋にしよう。            

秋の味覚をどっさりと・・・あとはまた明日から。