瀬音の森ニュース 273


小菅の山小屋・後片付け



2016. 11. 30



小菅の山小屋の不要品やゴミを片付けに行った。


 11月30日、小菅の山小屋へ行った。前回、解体したトイレの屋根に張っていた波板
の処理をしていなかったので、それを片付けに行った。               
 地主の舩木さんと相談した結果、ラダーなどの山道具は舩木さんが使ってくれることに
なった。また、不燃物の処理も舩木さんがやってくれる事になったので、善は急げと出か
けた。先日行ったばかりだったが、ゴミはすぐに片付けないと面倒な事になる。    
山小屋の下に到着。舩木山荘は階段が新しくなった。 下が降りていて寒い。これから山小屋に登る。

 山小屋に着いたのは10時。さっそくゴミの中にトタン板があったので、これで集水器
具を作った。両端を叩いて縁を立ち上げる。狭い方の先端まん中を棒に当てて叩き、水が
ここに集まるように加工する。出来上がったものを水場に運び水が浸みだしている場所を
鍬で掘って差し込む。泥を戻すと水がトタン板を流れて下の段に落ちるようになった。落
ち口の水がきれいになったところでポリタンクを置いて水を溜める。これは早い。   
トタン板で作った集水器具。これは水が溜まるのが早い。 ドアを切って作った靴脱ぎ場。外用も作った。

 山小屋に戻り、持参した工具でラダーを解体する。ビスも錆びていなくて10番スパナ
で簡単に外せた。解体したラダーをヒモで縛ってまとめる。2メートルのアルミラダー6
本をまとめると結構な量になる。中央にロープを掛けて肩にかけ持ち上げる。ズシリと背
中に重さが伝わるがなんとか担げそうだ。そのまま登山道を下る。途中で額から滝のよう
な汗が流れて休憩する。汗がメガネに落ちて下が見えなくなってしまったからだ。休み休
み大汗をかいて下の車まで運んだラダーを車に積み込んでひと休み。疲れた。     
波板を割ってポリバケツに詰め込んで持ち下ろした。 山登りと山下りで疲れたので焚き火で休憩。

 山小屋までゆっくり登り、今度は波板の処理をする。水場から運んだ使わないポリバケ
ツに波板を裁断して詰める。最初はノコギリで切っていたのだが、途中から面倒くさくな
り手と足でバキバキ砕いて詰め込んだ。ゴミ処理だからきれいでなくてもいい。    
 波板を詰め込んだポリバケツに蓋をして、ロープで外れないようにしっかり結ぶ。かな
りな重量になるが。これを抱えてまた山を下った。山下りで疲れることは普通ないのだが
この二回の山下りは違った。車まで運んで積み込んだ時には足がもうピクピクして攣りそ
うだった。これ以上の酷使はもう無理。山登りは本当にノロノロしたものになった。  

 山小屋で焚き火をしてひと休み。遅い昼飯を食べる。コンビニのお握りだが、焚き火の
前で食べると旨い。持参した缶ビールが疲れた体にしみ渡る。ゆっくり休んで作業を再開
する。トイレの壁に使っていた防水シートを張ったコンパネをデッキに敷いた。デッキが
弱くなっていたのだが、これで少しは長持ちしそうだ。人が多く歩く導線をコンパネにし
たのでデッキが歩きやすくなった。                        
 トイレのドアだった板を使って二つの靴脱ぎを作った。今まで室内の靴脱ぎは段ボール
を敷いて使っていたのだが、それだと濡れて床が傷むので、今回の靴脱ぎは画期的なもの
だと思う。外用も同じ物が出来たので活用したい。                 

 次にやったのは室内の不要品やゴミの整理だった。山小屋のゴミは使う人が善意で「こ
れがあれば便利だろう」と重たい思いをして山に運んだものがほとんどだ。しかし、時間
が経つとそれは大きなゴミになる。善意がたくさん集まって大きなゴミの山が出来、毎回
それを見ないようにしてきた。アルミボックスの中にも大量のゴミがある。誰も飲まない
酒瓶もあるし、錆びた調理道具もある。それらを全部持ち出して燃せる物と燃せない物に
整理した。燃せるものは焚き火場に運び、燃せない物はまとめて縛り、床下のシート状の
もので包んでロープで縛った。これは明日下山する時に運ぶ。室内はだいぶスッキリとな
り、使いやすくなったような気がする。                      
焚き火でボンヤリ中。する事もないので自分を撮る。 チェーンソーで廃材ログの玉切りをした。腰が痛い。

 トイレの廃材ログがそのままになっていたので、チェーンソーで玉切りした。この作業
で腰が痛くなったので休憩。コンパネの端切れや燃えるゴミを燃す。ひと休みしてから玉
切りした丸太の薪割りをした。こうして薪にしておけば誰がきても焚き火を楽しむことが
出来る。この作業もけっこう腰にきた。終わった時はもう動けない状態。64歳の体は意
思とは別に無理がきかなくなった。気付くともう夕方近くなっていた。        
小屋入り口に掛かっているリースは建築時にユーリさんが作ったもの。 薪割りをして薪小屋に積み上げた。また腰が痛い。

 暗くなって腰を落ち着けて焚き火に励む。大量の燃えるゴミを燃しながらの焚き火だが
焚き火は焚き火、この山小屋での醍醐味なので歌を歌いながら楽しむ。この焚き火タイム
が一番の安らぎだ。夕飯は焚き火で焼いて食べるウインナーとカップ麺。焼酎の水割りを
飲みながら食べるウインナーは最高に旨い。本当は赤ワインやバーボンがいいのだが、紙
パックで持参できるのは焼酎しかなかった。9時頃まで焚き火をして小屋の寝袋に寝た。
山小屋はまだまだ健在だ。みんなに使って欲しい。 久しぶりの長い焚き火を堪能した。

 夜半に雨が降ってかなりの雨音がしたのだが、朝は上がっていた。焚き火場もすっかり
濡れていたが、乾いた杉の葉で簡単に火が点いた。焚き火で体を暖めながら周囲を見渡す
と煙に朝日が差し込んできれいな風景が出現。思わず写真を撮りまくる。霧なら幻想的な
のだが煙なのでどうかなと思ったが写った風景はきれいなものだった。        
 朝飯はコンビニお握りを雑炊にした。それとカップ麺の炭水化物コンビでパワーを供給
する。湯気のたつ食べ物は本当に旨い。晴れて爽やかな朝だった。          
朝は雨も上がって気分の良い朝だった。 焚き火の煙に朝日が差し込んできた。

 朝の仕事は安全帯の処理。小屋の棚に置いてあったものだが、まだ使える上にかなり高
価なものだ。このままここに置いても仕方ないので舩木さんに使ってもらうことにした。
これをきれいに拭いて小さくまとめてヒモで縛る。けっこうな重量があるので苦戦しなが
ら4個の安全帯をまとめた。さて、これをどうやって下ろすか……。ザックに詰めるしか
なさそうなので、寝袋などを詰めた上に積み込んでみる。何とか納まり、大きく膨らんだ
ザックは相当な重量だが、これを背負って降りるしかない。             
山小屋の朝は気持ちいい。 ヒノキ林に差し込む光が焚き火の煙を映し出す。

最後の焚き火を楽しむ。 朝日が差し込む林はきれいだ。

間伐をくり返したヒノキ林。こうしてみると懐かしい。 なにげなく横から写真を撮ってみた。

 夜半の雨でデッキが濡れているので乾燥のためにブルーシートを掛けなかった。誰か次
に来た人にかけてもらえばよい。片付けをして鍵をかけ、重いザックを背負う。右肩にチ
ェーンソーを担ぎ、左手に不燃物の固まりを持つ。ずっしりと全身に重さが伝わるがその
まま山を下る、何度も休みながら山を下り、大汗をかいて車にたどり着いた。ザックを背
中から下ろしてやっと汗をぬぐう。いやあ、よく頑張った。             
 車に全部積み込んで、舩木さんの家まで走る。ご母堂に挨拶して道具とゴミを置かせて
もらった。携帯で舩木さんに連絡して山道具とゴミの処理をお願いして今回の作業が終わ
った。時間はもう昼近かった。                          

 小菅の湯で疲れた体をいたわり、汗と焚き火の匂いを洗い流して帰ろう。小菅の紅葉も
終わりに近い。疲れた二日間だったが、最後は気持ちよく終われそうだ。