屋久島 巨木に埋もれた山歩き



10月の初めに屋久島に行った。目的は縄文杉を見るため。屋久島は南の島な
のだが、一歩内陸に入るとまるで信州の山奥にでもいるような険しい山が連な
っていた。男二人と女性二人のパーティで山中一泊というハードな登山だった
。縄文杉と「もののけの森」を見ることが目的だったのだが、至る所に巨木や
珍しい植物や動物が現れ、飽きることない山歩きが出来た。ここには何か命の
元みたいなものが存在するようで、多くのアーティスト達が屋久島に惹かれる
のも分かるような気がした。観光地だから大勢の登山者がいて、中には勘違い
しているような人も多いが、圧倒的な自然の量と質がそんなものを包み込んで
しまう。縄文杉は木肌が白くなっていて、樹勢も弱っているように見えたが、
もし、縄文杉が枯れたとしても屋久島の魅力はいささかも衰えないという事を
実感した。本当に行って良かった。同行してくれた大村さんに感謝。    





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