山形最高!「秀」さん、PLAさん。


「秀」さん、PLAさんと山形で最高の釣りをした。


山形最高!


6月4日、朝5時、寒河江のPLAさん宅に到着。すぐに「秀」さんもやって
来て作戦会議。外は昨夜来の雨が降っていて、天気予報も一日雨だと言って
いる。行く先は2人に任せるしかないので、2人の話を聞いているだけなの
だが、内心は「いやあ・・雨かよお〜・・せめて小降りになってくれないか
なあ・・・」と少々ブルーになっていた。               

行く先が決まって「秀」さんの車オデッセイに3人で乗り込んで出発したの
が7時。道中、道の駅を冷やかしたり、さくらんぼ畑の話で盛り上がったり
とにぎやかに車を走らせ、目的の川に着いたのが9時だった。      

さっそく釣り仕度をして川に降りる。PLAさんの「さあやって下さい1尾釣
れるまで先行して結構ですよ」という優しい言葉で山形の釣りが始まった。
私はレベルラインテンカラのラインをしごいて伸ばしながら、多少緊張をも
っての第1投。ところが、アッと言う間にヤマメが釣れてしまった。あまり
にもあっけなく釣れたのでポカンとしてしまった。           
その淵をよく見ると何だかあちこちで魚がライズしているではないか!どう
やら放流直後なのかもしれないと分かった。これはテンカラ初心者の私にと
って素晴らしい練習の舞台になった。PLAさん、「秀」さんもすぐに竿を出
してポンポンとヤマメを釣る。私は振り込み、流し、ライズを合わせるとい
う事を何度か繰り返し、テンカラの威力を知る。            

そのままそこで釣っていても仕方ないので、上流へ行く。淵のすぐ上の小さ
い流れ出しで20センチを超える岩魚が出た。きれいな色の岩魚だった。 
それから3人交互に釣り上がる。ここぞという場所では必ずと言っていいく
らい釣れる。PLAさんの竿捌き、「秀」さんのピンポイントの振り込みに驚
きながら釣り登る。                         
2人はここぞという場所では「kurooさんどうぞ!」と譲ってくれる。そん
な場所では必ず釣れる。22センチの丸々太ったヤマメが出た。枝下の小さ
なポイントではオレンジ班のきれいな23センチの岩魚が出た。写真を撮る
時間も惜しいくらいに釣れるのだ。夢中になってしまった。       

山菜採りのおばさん3人の目の前で「秀」さんが太い岩魚を釣った。おばさ
ん達の拍手に「秀」さんちょっぴり胸を張る。すごいすごい、やるもんだ。
雨の中なので上空を気にしないで振り込み、上の枝に毛針を引っかけてしま
った事も多かったが、とにかく釣れた。フライと違ってポンポンとテンポ良
くつり上がるので、とにかく速い。                  

4時間はあっと言う間に過ぎてしまった。予定の堰堤下まで釣り終わった時
にはもう大満足だった。「腹へったよお〜〜」という会話を交わしながら林
道を下る。林道の周辺はカツラやブナの巨木が林立して雨に濡れた緑が鮮や
かだ。途中の支流に堰堤があり、その前のプールで大きな影が走るのを見た
と「秀」さんが言う。                        
「やって見ようかな?」とPLAさん。「やって見れば〜〜」と「秀」さん。
PLAさんが止水のようなプールにキャストするのを「秀」さんと2人で上か
ら見ていた。その時バシャっとライズがあった!「おおッライズだ!」しば
らくして大きな水しぶきが上がった「おお〜〜釣ったあ!!」2人で叫ぶ。
24センチ程の岩魚を手にPLAさんがにっこり。            

さらにキャストを始めるPLAさん。まさかもう出るまいと思っていたら、ま
たも大きな水しぶきが上がる。これは一目で大物だと分かる岩魚だ!駆け寄
って写真を撮る。メジャーを当てるとなんと27センチPLAさん破顔一笑。
まだ釣れるかも知れない・・と「秀」さんと2人であわてて竿を出す。こう
なると節操がない。                         

雨が激しくなってきて水面はバシャバシャ状態になってしまった。そんな時
毛針がフッと消えた!大きく竿を合わせるとガンガンという手応え。岩魚だ
大きい!大暴れしている岩魚を手元に寄せる。PLAさんがメジャーを当てて
くれる。26センチ!今期最高の型が釣れた。「釣れちゃったよお・・」と
顔が崩れる。結局ここが納竿になった。                
車に戻る頃には雨も上がり晴れ間が出るようになってきた。寒河江から2時
間、往復運転してくれた「秀」さんありがとうございました。釣り接待の極
意を見せてくれたPLAさんありがとうどざいました。お二人のおかげで過去
最高の釣りをする事が出来ました。感謝しています。