5/15.16 岩手遠野OLM


テンカラで本格的な釣りに挑戦。さて結果は?



5/15.16 岩手遠野OLM

5月15日朝5時、北上江釣子インターを出た。天気は快晴。東北岩手遠野の魚たちは
どんな顔で我々を迎えてくれるのだろうか?・・・車は北上の市街を抜け、山を越えて
遠野を目指す。民話の里「遠野」は山に囲まれてはいるが空の広い静かな街だった。 

我々は午前中の釣り場を猫川に決めていた。猫川の下流は葦に覆われて釣りは出来そう
もなかったが上流に行くにつれて渓相が復活してきた。ダム湖の上流で入渓する。  

私は今日初めてテンカラ竿を本格的に振る。レベルラインテンカラのデビューなのだ。
そしてこれは野村さんのフライとの勝負という事になっている。フロロカーボンを持っ
ていないので、フライのバッキングラインをフロロの代わりに使った。       

野村さんは「どうせ釣れないよ」とフライの道具すら出さない。余裕である。二人で下
流に下ってダム湖のバックウオーターから入渓する。入渓してすぐに15センチほどの
チビ岩魚が釣れた。野村さんはまだ余裕「たまたまさまぐれだよ」と笑っている。  

竿は振れない程狭い空間なのでおのずと「パチンコ釣法」になる。同じポイントで今度
は良型が釣れた!グングンと竿先を絞り込ませて派手に暴れながらネットに納まったの
は20センチを越える良型の岩魚だった。これには釣り支度をしてこなかった野村さん
も「しまった・・・」と悔しがっていた。                    

合流した鵜住居さんも2尾の岩魚を釣った。そのまま車で下流に移動、私一人で藪の中
に入って釣りをした。ここもパチンコ釣法しかない場所だ。ところが毛針を木に引っか
けたのをあおった瞬間にバッキングラインがすっぽ抜けた。車に戻り鵜住居さんに話す
と「フロロカーボンなら持ってるよ」とのこと。さっそく4号ラインを分けてもらい、
やっとテンカラ本来のシステムになった。                    

二人が道から見ている前で「あそこで絶対釣るからね〜」と言って再入渓。毛針を流れ
に乗せると影が動いた!魚だ!追ってくる!・・・反転して毛針をくわえた。竿をピシ
ッと合わせる「やった!!」まるでスローモーションのような出方だった。グングンと
竿先を絞り込む岩魚を見せながら振り返る。二人とも「やったね〜」と大喜び。   

その後鵜住居さんの名前の元にもなった「鵜住居川」に行ったのだが、これはまったく
釣りにならず完敗。OLM集合時間になったので集合場所の伝承園の駐車場へ急いだ。 

伝承園の駐車場にはすでに参加者が集まっていて、それぞれに挨拶をする。ひらり〜さ
ん、藪沢賢治さん、pontaさん、家鴨さん、と初めて会う人一年ぶりに会う人とそれぞ
れに嬉しいものだ。全員そろったところで伝承園で昼食。ビールで乾杯して「ひっつみ
」付きのそば定食だ。「ひっつみ」はすいとんようなものでさっぱりしていて旨い。 

昨夜からの寝不足でビールの酔いが早い。瀬音のメンバーが集まれば釣りの話、これが
大いに盛り上がる。今年はどうも調子が悪いなどという話が延々と続き、昼食はゆっく
りと食べられた。外はめちゃくちゃ暑いのでビールの旨いこと旨いこと・・・(^O^)  

昼食の後、表の河童像の前で記念写真を撮る。遠野といえば民話の里。河童伝説のある
河童淵はこの伝承園のすぐそばなのだ。「おしらさま」「ざしきわらし」などという名
前が観光案内看板に出ているのも遠野ならではの事だ。どこそこのじさまは河童を見た
というよ・・などと会話にも当たり前のように出てくるのが嬉しい。        

車で宿の近くまで移動して川の横の木の下で仮眠する。昨夜寝ていないので爆睡した。
夕方の釣りは我々3人とひらり〜さんが荒川へ、pontaさんと藪沢さんは宿の裏で釣り
をするという事で別れた。                           

荒川では上流に私と鵜住居さん、下流に野村さんとひらり〜さんと別れて入渓した。 
ところが渓相は良いのだが魚の当たりがない。走る影も無い。二人で丁寧に釣りながら
遡行したのだが、結局私の竿に20センチほどの岩魚が来ただけだった。車に戻ると下
流の二人も渋い顔だ。聞くと、まったく駄目だったらしい。野村さんが惜しい魚を逃し
たと悔しがっていた。                             

宿に帰るとなにやら裏手の川で歓声が上がっている。行ってみると岩手の井戸堀さんが
ロッドを振っている。見ると次々にライズがある。藪沢さんが弾んだ声で言う「いやあ
最高でしたよ〜この上のポイントで夕方だけで24センチから28センチのを5本です
よ、もう大満足です。」                            

井戸掘りさんも言う「28センチを頭に1時間で4つですョ〜、でもこのライズが取れ
んのですわあ〜」やってみなはれとロッドを渡された。もう暗くなった川面にライズの
白い水しぶきがあちこちで上がっている。下手のライズに向かって毛針を投げるが魚は
毛針と違うところでばかりライズを繰り返し、そのたびに後ろのギャラリーから歓声が
上がる。さんざんな結果で野村さんに交代するが、野村さんもライズを取る事が出来な
い。ひらり〜さんに変わるが同じく魚は毛針を無視してライズしている。そして毛針も
見えなくなったので宿に入る。                         

宿は「わらべ」。お風呂は温泉で民宿にしては珍しい岩風呂。季節の山菜を中心にした
夕食は品数も豊富で豪華なものだった。暑い一日だったのでビールがおいしい。食べ終
わった時には満腹で動くのもつらいような有様だったが、部屋に帰って車座になって酒
を飲む。釣り談義が続き、井戸掘りさんが20倍の双眼鏡を持ってきたので月をのぞか
せてもらったり、サッカーの話で盛り上がったり・・・民話の里の夜は更けていった。