秩父入川惨敗記


JICKYさん野村さんと3人で入川(いりかわ)に釣りに行ったのだが・・



3月28日、JICKYさん、野村さんと3人で秩父の入川に行った。ここの奥の赤
沢谷に昨年行ってボーズを食らった因縁の川だ。今回は取水堰の下をじっくりと
釣ろうという事になっている。JICKYさんが集合時間に遅れたため、野村さんが
JICKYさんより1時間先行する事になりJICKYさんが悔しがっている。    

途中浦山のセブンイレブンで日釣り券を買う。秩父は鮎と一緒なので1600円
と高いのがつらい。いっそのこと年券にしてしまえば良いのだが、他の川にも行
きたいので年券まではなかなか買う気になれない。いつも迷う事だ。     

すでに駐車スペースはいっぱいでいつものところに止められず、しばらく下流に
戻って駐車する。さっそく仕度するのだが、あの車の多さはやはり日曜だからか
?と不安が頭をよぎる。                         

入渓は管理釣り場が終わったところだった。川に入ればそこはそれ、すぐに釣り
始めたのだが、5分もしないうちに先行者にぶつかった。先に行かせて下さい、
と声をかけて先行したのだが、その上にも先行者。・・・・・3人で相談して道
に上がり、上流に行く事にする。ガレ場を登って道に出て上流へ歩く。川を見な
がら歩いていると、また釣り人の姿が・・・・今日は人が多い。       

しばらく歩いて人が見えないのを確認して、急斜面を降りて河原に出る。3人で
交互に釣り始めたがアタリはまったくない。ラインは気持ちよく伸びるのでアタ
リが無いのも苦にはならないが水はあくまできれいで透明、これではどんなに深
くても底の魚にはハッキリ見える。大きな岩が連続して魅力あるポイントを作っ
ているが、魚の反応はない。JICKYさんはまだ釣りをしないで河原のゴミを拾っ
ている。                                

細い流れ込みにフライを投げて反応が無かったのでピックアップしようとしたら
魚がパシャツと反転した。後ろでJICKYさんが見ていて「派手に出ましたね〜」
と笑っている。ただ、あれはフライを追ってきて最後に反転したので、合わせる
事は出来なかったと思う。とにかく魚がいる事は分かったので、俄然やる気にな
った。                                 

野村さんも快調に振っているがアタリはないようだ。JICKYさんも釣り始めた。
テンポ良く上流を目指すがいかんせんアタリがない。ライントラブルを処理して
いたら上流で野村さんが小さいのをバラしたようだ。上に行って追いついた時に
JICKYさんが教えてくれた。でも、それだけだった。            

納竿予定の場所に来たので相談する。これ以上上流に行っても多分魚は出ないだ
ろうというJICKYさんの言葉に、下流に下って入渓した所からもう一度釣ろうと
いう事にした。森林軌道を3人で話しながら歩く。途中で蝶の採集に来た2人組
とすれ違う。釣りの仕度をしてビクならぬゴミ袋を持って歩いている3人組に驚
いていたようだ。歩きながら釣り人の姿を何人か確認する。         

下流、矢竹沢の橋のたもとにゴミ袋をデポして川に下る。河原で昼食を摂る。 
2人はお湯を沸かしてカップラーメンを食べる。私はおにぎりとウイスキーを少
々頂く。下流から年輩の餌釣り士がやってきて我々を見ると竿を納めて矢竹沢の
方向へ登っていった。高巻き先行である。本当に釣り人に会う事の多い日だ。 

そのうちにまた下流から餌釣り士の長い竿が見えてきた。それを見てさすがに急
いで釣り仕度をして午後の部の釣りを始めた。後ろの影にせかされるように急い
で釣り上がるが、そんな状態で釣れるはずもなくフライはむなしく水に流れる。

とある淵で3尾のヤマメがクルージングしているのが見えた。こちらの姿を見て
も逃げない。フライにはまったく反応しない。青みがかった体は川の色に馴染ん
でおらず放流したての魚だという事を表している。しばらくヤマメウオッチング
するが、釣れないヤマメにいつまでも付き合っていられないと上流へいく。  

たまたまライントラブルでその淵の上の岩でティペットを結び直していて、ふっ
と下の淵を覗くと先程のヤマメとまったく違う大きなヤマメがすぅ〜〜っと出て
きた。尺はゆうにある大きなヤマメだ!思わず目が点になった。その瞬間大ヤマ
メと目が合った!アッという間に岩の下にヤマメは消えた。         

心臓がドキドキしている。あんな大きなヤマメがいるんだなあ・・・すごいもの
を見た。願わくば餌釣り師に釣られる事なく、次に私の竿に来て欲しいものだ。

上流へ釣り上がる。広い淵で岩陰からキャストしているとバシャバシャっと音が
して淵の上流から歩いて渡ってくる人影がある。驚いている我々の前を知らん顔
して下っていく釣り人。いや、いくら釣り人が多いとはいえ、この川で釣り下る
人がいるとは・・・・                          

更に上流へ行く。野村さんはすでに竿をたたんでいる。そのうちにまた上流から
釣り下ってくる釣り人2人。これではいくらなんでも釣りにはならない。呆然と
して納竿する事となった。後で聞いたところ今日は特別放流の日で、今日来てい
るのは放流目当ての釣り人だったらしい。道理で釣り人が多い訳で、静かに釣り
たかった我々にはまったく見込み違いの釣りになってしまったのだった。   

春を前にうずうずしているような山の様子が見られ、それなりに楽しんだ釣りだ
ったが、昨年に続き二度目のボーズ釣行となってしまったのが残念だ。